おもいあがり~愛媛・高知同居男性傷害致死死体遺棄事件④~




12月1日のできごと

公判2日目、死亡する前の野田さんの行動についての検証が行われた。
平成29年7月以降、おそらく、光洋が野田さん宅に頻繁に寝泊まりするようになって以降に絞った検証と思われた。
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おもいあがり~愛媛・高知同居男性傷害致死死体遺棄事件⑩




論告求刑

検察は、3つの争点と情状面について意見を述べた。
一つ目は、傷害致死の成立にかかわる、野田さんが病気や事故によるケガで死亡したのではないという点。
死因は外傷性ショック死で、多発ろっ骨骨折や硬膜下血腫、肩にあった帯状の圧痕などの複数の要因が重なり、ミオグロビン血症からのショック死である。
生前外傷は野田さんの自傷とは考えられず、また、警察官による直前の対応、防犯カメラの様子からも、野田さんが死に至るような怪我を負っていなかったこと、たとえどこかで転んでいたとしても、1度の事故で負うような怪我ではないことをここでもう一度確認した。 続きを読む おもいあがり~愛媛・高知同居男性傷害致死死体遺棄事件⑩

嗤う男の化けの皮~藤沢市・OL放火殺人事件④~




汚名

「娘さんのことで話がありますので連絡をください」
父の会社に藤沢北署から連絡がきたのは、14日の午後3時ころだった。
外に出ていた父親は、そのメモを見て胸騒ぎをおさえつつ急いで電話を掛けた。そして、最愛の娘が死亡したことを知った。

母親が娘の死を知ったのはさらに後になる。携帯電話が普及していなかった時代、社員旅行で夕方藤沢に戻った母は、駅に迎えに来ると言っていたはずの娘と連絡が取れず、結局一人で家に帰った。しかし家には誰もおらず、どうしたのかと思っていたところへ、娘の死が知らされたのだ。 続きを読む 嗤う男の化けの皮~藤沢市・OL放火殺人事件④~

はじめに。

思えば子供のころから事件モノが好きだった。

刑事ドラマや怖い映画も好きだったし、新聞の事件欄に目を通すのは日課だった。
私は1970年代の生まれだが、昭和末期のその頃というのは、校内暴力の嵐が吹き荒れ、子どもが親を金属バットで殴り殺すとか、受験を苦に自殺するとか、とにかく未成年が荒れに荒れていたと記憶している。
幸い、私自身はせいぜい先輩に呼び出される程度のことで、大きなトラブルに巻き込まれるといったことはなかった。親も健在だ。
昔の事件は陰惨差が際立つものが多かった…

新聞報道でも、今のように「容疑者」扱いなどはなく、名前は呼び捨て、加害者は顔写真入りで新聞に掲載されるのが当たり前。
ワイドショーは今のような生ぬるさはなく、被害者の葬儀に突撃は当たり前、加害者の親を捕まえてマイクを突き付けるのも当たり前だった。
テレビが娯楽の頂点だったから、リポーターも強かった。
そのせいで辛く悲しい思いをする人も多かっただろうけれど、今よりも規制が甘かったから犯罪マニア(?)には貴重な情報源だったのも事実。

私も人生半ばを過ぎ、記憶に残る事件も少しずつ薄れ始めている。
そこで、自分のためにも過去の「個人的に忘れられない事件」をまとめてみようと思う。

事件の大きさはあまり関係なく、有名なものでも取り上げないこともあるし、多くの人は知らないようなマイナーな事件を取り上げることもある。