美女と野獣の成れの果て~館林ストーカー殺人事件~

2014年2月19日。

群馬県館林市小桑原町。
その日は冬空の合間から太陽も見える一日で、新宿二丁目交差点から少し南下したそのディスカウントストアにも買い物客が多く訪れていた。
広い駐車場内の一画に、ポツンと止まる1台の軽乗用車。15時ころ、通りがかった店員が運転席でうなだれている若い女性に気づいた。
寝ているのか?と思ったが、頭と鼻から血を流しているのを発見し、急いで通報したが女性はすでに死亡していた。
女性は、群馬県大泉町寄木戸に住む鈴木千尋さん(26)。3歳の子供の母親であった。

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美女と野獣のなれの果て~館林ストーカー殺人事件②~

再会と200万円

12月に入り、群馬県警は栃木県警から鈴木さんに関するトラブルの引継ぎを行う。
その後、2週間ほど後に実際の住所を把握し、その数日後にようやく鈴木さん本人に安否確認を行っていた。
やけにのんきな対応にも思えるが、鈴木さん自身が警察からの忠告に対し反応が薄かったこと、永井に前科がなかったこと、暴力団員でもなかったことなどからこのような対応であったのだろうと推測する。
現に、鈴木さんは12月の終わり、なんと永井と直接面会している。
これは永井による申し出であったが、本来はストーカー規制法に引っかかるため会えないはずだが、「金銭トラブルを解決するため」という永井の方便によって、警察も許可せざるを得なかった。
鈴木さん自身も、お金である程度解決できるならばやむなしとも考えたのだろう、父親同伴で佐野市内の飲食店で永井と対面している。
その際、警察によって永井は身体検査も受けており、鈴木さんとしても今日こそは別れ話に決着をつけたい、そんな思いで臨んだ話し合いだったが、決裂した。

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