🔓本当に辛かったのは、誰か~深谷市・利根川心中未遂事件②~

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【有料部分目次】
批判の矛先と雨宮処凛
父の本心
娘の生きがい、存在意義
隠された怒り
「あっちゃん、ごめんな」

「🔓本当に辛かったのは、誰か~深谷市・利根川心中未遂事件②~」への6件のフィードバック

  1. すこしずれますが、わたしはcase1112様が雨宮氏を「相容れない」としながらその調査を評価していることに感銘を受けました。
    雨宮さんに関してはたしかに問題点も多いのですが、ルポライターとしてはそれなりに優秀だと私も思っております。
    ただ、その思想・信条がなかなか強硬なので、どうしても思想の異なる方には受け入れられない人だと思っておりました。
    文筆のプロでもそんなレベルなのに、アマチュア(失礼ですが、あえてそう書きます)のcase1112様が、氏のルポを最後まで読み、出典をつけて引用し、なおかつそこに意見を述べるという丁寧さに心洗われる思いです。
    どの記事もレベルが高く、こんなものを無料公開するのはもったいないくらいです。
    上から目線になってしまって申し訳ありません。これからもご自分のペースで記事を書いていただければと思います。
    蒸し暑い時期になりますが、どうかお体ご自愛くださいませ。

    1. リュック さま
      返信と承認が遅れまして申し訳ございません!!
      お褒めの言葉を頂戴し、ありがとうございます。
      雨宮さんは「食わず嫌い」でして(笑)、どうせまた社会が悪い、行政が悪い、貧困が悪い、そういう話になっているんだろうと決めつけていました。
      ところが実際にルポを読み、また、NHKでの取材の様子を見て、こんなに細やかな丁寧な人だったのかと驚愕したわけです。
      行政に対しても、非常に理解を示しつつ、一方でこの一家についても心を寄せていました。
      救いの手が差し伸べられていたにもかかわらず、最悪の結末になってしまったこの事件は、雨宮さんをおいてほかにここまで心を寄せた人はいないのでは、と思っています。
      ですが、山本太郎はだめです(笑)
      過分なお言葉をいただき、感謝いたします。今後とも、よろしくお願いいたします。

  2. こんにちは。最近このサイトを知って少しずつ記事を読ませていただいています。

    このエントリーのはなぜか小津安二郎の「東京物語」での原節子を重ねてしまいました。敦子さん、どうか幸せで暮らしてらっしゃるといいですね。

    1. dripdryeyes さま

      こんにちは、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      この事件は色々と考えさせられる事件でした。福祉の手がさしのべられたにもかかわらず、それを振り払った末に起きてしまった。
      生きようとしてきた家族が、救いの手をさしのべられた時に、はたときづかされたのが「尊厳」だった。
      どうすれば良かったのか、私にはわかりません。
      彼女には強く生きて欲しいです。

  3. なんか。いろんな事件の背景を知るたびに色々思うことはあるけれど
    私自身もいろんな経験をして今がある人間なので、
    恥ずかしながら、被告人側の心情が
    「わかるわ」と思ってしまうことがこれまでも何度かあったんですが、
    私も様々な事情から福祉事務所に行って相談までしたことがありまして。
    結果として私は生活保護は受けることなく何とかなったんです。
    なったんですけど、敦子のその時の気持ちがすごくわかるんですよ。
    相談に行くのも本当は嫌だった、恥ずかしかったから「私はその相談じゃないんです」臭を
    振りまきながら事務所訪問したりして。
    でも若い子供連れの女性が事務所に入ってきた私に向けた視線は
    たぶん一生忘れないし、この先、心底困って相談に行かなきゃならない状況が来ても
    行くのも嫌だと思います。
    ※職員の方はみな非常に親切でやさしかったのが救い。
    そして意外といろいろ話をきちんと聞いてくれるのにも正直驚いた。

    今はその時からは考えられないほど仕事もうまく行ってて
    福祉事務所のお世話になることはなさそうですけど
    雨宮さんの書いてる通りであるし、とにかく他人のことに対して
    弱ってると見るや親の仇のように突然「善良な常識人」ぶって叩く人の神経が理解できない。背景も知らないのに。
    下村早苗の事件の時に、「こういう人こそ生活保護を~~」っていう
    コメントを何度か見かけたことがあるんですよね、
    その時読んでてものすごくイラっと来たので
    「でも実際その人が受けてたら受けてたで事情も知らないのに批判するじゃん、
    受けなきゃ受けないでいい人ぶって「こういう人こそ」と言い出す、
    困ってる人がそもそも相談すらいけない状況作ってる自覚もなく叩きまくる、
    お前らみたいなのは偽善者であり、異常者だわ」と返信してしまったことがあります。
    でも事実だと思う。
    もう少し「助けあう」っていうことに寛容になってほしいなと心底思います。
    ある人は、生活保護が受けられることになったので、
    指定病院に行って健診するよう言われて病院行ったそうなんですが
    そこの医師に、”医師に”ですよ、
    「あなたと同じ症状でも生活保護受けずに頑張ってる人も大勢いるでしょ、
    人の税金で食べていくことばかり考えずに仕事を探したら?」と言われて
    その後欝になって結局働くことも困難なほどになった人がいます。
    まさかの医者の言葉がそれとはね、とびっくりっていうか笑えてきたっていうこともありました。マジで。
    この点米国や英国とは面白いくらい真逆ですね。
    米国なんかじゃ「お隣さんが困ってる!」と見るやヤードセールで小銭稼ぎに始まり、
    クラウドファンディング立ち上げて寄付募るとか、たとえ騙されたとしても
    (実際そういう事件もあったりで)
    すぐさま困ってる人のために動こうとするけど、日本は叩く。
    そして「尤もなことを言ってる」と思ってる自分に酔う。(笑)
    事情はどうであれ「困ってる人を助けるのは当たり前」「頼られると嬉しい」
    と普通にいう欧州米各国の数人の友人がいますけど、そう言う話になるたびに
    「早く話題変えろ!!」と心の中で舌打ちしまくりです。

    というかね、私、相談行ったときに
    「じゃあ自分の払ってきた税金でも誰かが助かったんだな」と思って少し嬉しかったんですよ、しょーもないことですけど。
    その1~2年後くらいかな、突然生活保護たたきがすごくなったのは。
    こんな人たちが「韓国人の民度がーー」とか書いてるの見ると、
    「とりあえずお前の出自をきちんと調べろよ」といつも思ってしまいます。

    ※毎度長くなってすいません。気を付けますので。

    1. 長いコメントは大歓迎です、お気になさらず。
      色んな立場があって、実際に生活保護を受けた人、今も受けている人、考えたけど相談にも行かなかった人、相談に行ったけど受けずに済んだ人、そして、そんな話とは全く縁がない人、様々ですよね。
      生活保護を受ける、確かに恥ずかしい、その気持ちは多くの人が抱くはず。
      上手く言えない自分がもどかしいですが、「その時の自分のありのままを受け入れる」ことができるかどうかだと思うんです。
      私はこんなはずではない、と足掻くことほ大切ですが、敦子の場合、もう最初から詰んでるわけです。
      それを見て見ぬふりをしてきた、それは否めないと思います。
      おそらく彼女は認めたくなかった、けれどどう見ても彼女の場合は認めざるを得ない状態だった、好むと好まざるとに関わらず。批判を承知で言いますが、一家が住んでいた家自体、明白だった。はっきり言って誰も驚かない、生活保護をもらってると聞いても。
      なのに、敦子だけはそれを認められなかったと思います。
      生活保護を受けて、そこからどう立ち直るかがたいせつなわけですが、そこまでの思いに至らなかった。
      でも、彼女には生きて欲しいし、どうかできることを見つけて自分を認め、受け入れて欲しいと思うのです。
      それが出来なければ、誰であっても生きていくのは難しいものです。

      お医者さんの話は私も憤慨しました、信じられませんね。
      他人の税金でって、いやいや必要な人のために使われるのだからその言い草はおかしい。程度が低すぎますね。

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