はじめに。

思えば子供のころから事件モノが好きだった。

刑事ドラマや怖い映画も好きだったし、新聞の事件欄に目を通すのは日課だった。
私は1970年代の生まれだが、昭和末期のその頃というのは、校内暴力の嵐が吹き荒れ、子どもが親を金属バットで殴り殺すとか、受験を苦に自殺するとか、とにかく未成年が荒れに荒れていたと記憶している。
幸い、私自身はせいぜい先輩に呼び出される程度のことで、大きなトラブルに巻き込まれるといったことはなかった。親も健在だ。
昔の事件は陰惨差が際立つものが多かった…

新聞報道でも、今のように「容疑者」扱いなどはなく、名前は呼び捨て、加害者は顔写真入りで新聞に掲載されるのが当たり前。
ワイドショーは今のような生ぬるさはなく、被害者の葬儀に突撃は当たり前、加害者の親を捕まえてマイクを突き付けるのも当たり前だった。
テレビが娯楽の頂点だったから、リポーターも強かった。
そのせいで辛く悲しい思いをする人も多かっただろうけれど、今よりも規制が甘かったから犯罪マニア(?)には貴重な情報源だったのも事実。

私も人生半ばを過ぎ、記憶に残る事件も少しずつ薄れ始めている。
そこで、自分のためにも過去の「個人的に忘れられない事件」をまとめてみようと思う。

事件の大きさはあまり関係なく、有名なものでも取り上げないこともあるし、多くの人は知らないようなマイナーな事件を取り上げることもある。

「はじめに。」への4件のフィードバック

  1. はじめまして。
    いつも見させてもらってます。
    メディアでは報じていない情報や、思ったことをリアルに書いている内容が斬新で、毎回更新されるたび記事に魅力を感じまくっております。
    これからも更新楽しみにしてます。

    1. はじめまして!
      うぉぉ。何とも嬉しいコメントです。のたうち回りそうです。
      ネタはいくつも溜め込んでいるのですが、資料を集めたりに時間がかかりまして、なかなかまとめることが出来ていません。
      でも、ライフワークとしてみんなが忘れてしまったような、そんな小さな事件も掘り起こしていこうと思ってます。
      励みになります、ありがとうございます。

  2. 初めまして。
    少女の涙にの曲を良く聞きます
    優しく寂しく不思議な曲です。

    数年前から 年に数回沖縄ツーリングへ行ってます。
    広い沖縄の山原の林道を走っていたら たまたま彼女の事を知りました。
    かなり寂しい森のなかパッとその場所は変わります。
    避寒桜の下に観音像が立ってます・・・
    その時は何もわからず手を合わせて過ぎました。
    その後詳細を知って何とも言えない気持ちになりました。
    その頃私は、悪さばかりして世間の話題も興味なく好きな事ばかりしてました。
    歳も近い娘が こんな事件に巻き込まれた事を知って 許せない気持ちになりました。
    事件を風化させない、二度とこのような事件を起こさせない、大事だと思います。

    ただ・・・沖縄へ幾度に 彼女の供養に行きます。

    桜の下は、いつも綺麗です。

    数ヶ月前といつも違います。

    愛されているのを感じます。

    記事をたまたま拝見させて頂きました。
    調べた訳では無いので確証は有りませんが。
    この事件が終わることの無い、ご遺族のプライバシーには配慮が必要では無いでしょうか?

    事件を思い出すたびに・・・
    二度とこのような事件が起こらないように・・
    祈る事しかできません。

    1. 近所の離島 さま

      コメントありがとうございます。
      たいへん痛ましい事件ですが、悲しいことに覚えている人はさほど多くありません。
      私はお父さんがテレビで気丈なコメントをなさっているのを拝見し、早く見つかってほしい、無事に家に帰ってほしいと願っていました。
      しかし、お正月、移動中の車のラジオニュースで、悲しい結末になってしまったことを知りました。

      配慮、というのは、名前を伏せる、ということでしょうか。それは私も考えました。
      しかし、お父様は顔も隠さず、実名で雑誌のインタビューに答えてらっしゃいます。
      実名か否か、これは個人の考え方で変わりますが、ご家族が一切コメントをなさっていない、顔も名前もメディアに一切出ていないというのであれば、それはほじくり出すことは良くないと思います。
      というか、知り合いでもない限り知りようがないですよね。
      確かに、被害者の名前を伏せる、罪を償った元受刑者の名前は伏せる、そういう動きもありますね。
      実際に、この事件でも性暴力があったということを伏せる、あるいは被害者の名前を伏せる、そういう報道は当時からありました。
      でもそれだと、なにをもって真実と言えるのでしょうか?
      「沖縄で女の子がさらわれて殺されたんだって」としか伝わらないのと、「沖縄の名護市の伊地美香さんという中学生の女の子が殺害された」とでは、受け取る方の重みも変わりはしないでしょうか。
      私が実名を載せるのは、広島で起きた木下あいりちゃん殺害事件で、お父さんが公表された手記によるところが大きいです。
      お父さんはあえて、あいりちゃんがどんなことをされたのかを公表しました。そして、「広島の女の子」ではなく、「木下あいり」という私の娘の事件なのだと強く訴えられました。

      この記事で実名を出したのは、すでにメディアに顔と名前が出ている、コメントもなさっている、そしてなにより、受け取る側に重みを感じてほしいからです。

      誰も思い出さず忘れ去られる方が、ご遺族にとって良いのでしょうか。もしもご遺族がそう思われるなら、それに従います。

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