およそそうとは見えない女郎蜘蛛~秋田・大曲4歳児殺害事件②~

虐待

報道では当初、美香と諒介ちゃんが2004年のある期間に母子支援施設に入所していたことがあったため、CさんのDVが原因、などと報じていた。
しかし、その時期にはすでに離婚が成立していたし、なによりCさんは、美香が最初の夫と離婚した理由こそが暴力だったと美香から聞かされていたので、絶対にそれだけはしないと誓っていたし、実際に自分が灯油をかぶることはあっても、美香に暴力は振るっていない。
最初の夫Bさんにしても、美香の異常な行動を諫めるうちにもみ合いになったりはしたかもしれないし、その際に手が出ることもあったのかもしれない。
しかし、Cさんとの結婚の際には、義母らに暴力を振るっていたのは美香である。
Cさんが反撃したのは、美香に局部を蹴られた際の一度きりである。 続きを読む およそそうとは見えない女郎蜘蛛~秋田・大曲4歳児殺害事件②~

およそそうとは見えない女郎蜘蛛~秋田・大曲4歳児殺害事件③~

裁判

裁判で美香は、道の駅かみおかの駐車場において、畠山との性行為を諒介君に邪魔されたことに「畠山が」立腹し、美香に対し「殴れと命じた」、と話した。
美香は畠山から結婚をほのめかされており、畠山を失いたくない一心で諒介ちゃんの頭部を中身の入ったコーヒーの缶で殴らされ、その時畠山が諒介ちゃんの口を押さえていたと述べた。
弁護側も、美香は積極的に暴行したわけではなく、畠山に強制されたと主張した。
用水路に棄てたのも、畠山に指示されて行ったことだとした。 続きを読む およそそうとは見えない女郎蜘蛛~秋田・大曲4歳児殺害事件③~

そそのかした少女の母の、正気の沙汰~熊谷・男女4人殺傷事件~

「二人は将来を奪われた。だから(犯人であるあなたも)未来があっていいはずがない」

彼女は職場の上司と同僚を目の前で殺傷され、拉致されたあげく口と鼻に接着剤を流し込まれた後、首を絞められ胸を刺され、瀕死の重傷を負った。
命は助かったが、その傷跡は季節の変わり目になると勝手に疼きだす。そのたびに、あの日の忌まわしい出来事が嫌でもよみがえる。
包丁を見るたびに体が硬直し、円形脱毛症も発症した。夜はラジオやテレビをつけていないと眠れず、うなされて飛び起きることもしばしばだ。

生きている自分を喜べないほどに、彼女の精神は打ちのめされたままだった。

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そそのかした少女の母の正気の沙汰~熊谷・男女4人殺傷事件②~

巻き込まれた被害者への仕打ち

鈴木さんを殺害した後、尾形らがしたのはたまたま居合わせた女性らの「始末」だった。
鈴木さんとともに205号室へ連れ込まれたB子さんは、鈴木さん殺害の一部始終を目の当たりにさせられた。
そして、会社からの依頼で鈴木さん方を訪ねたC子さん、C子さん方で同居していたD子さんについても拉致し、殺害することをその場で少女Aも少年も「合意」していた。

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自己憐憫の夫がつけた、やり過ぎた妻へのおとしまえ~日立母子6人殺害事件①~

2017年10月6日

月明かりに照らされた家族の寝顔を、男はしばらく眺めていた。
リビングのテレビが、午前4時39分を告げたころ、男は答えを出した。
左利きの男は左手に包丁を持ち、妻と子供が眠る寝室へと向かう。

午前5時ごろ、茨城県日立市田尻の県営上田沢アパート7棟から出火。
通報で駆け付けた消防によれば、そのアパートに暮らす小松恵さん(33)とその子供ら5人の合わせて6人が倒れているのを発見、長女以外はその場ですでに死亡、長女も病院に搬送されたが病院で死亡が確認された。

騒動になった頃と時を同じくして、日立署に一人の男が現れた。
脚にやけどを負い、錯乱に近い状態のその男は、応対した署員にこう告げた。

「ごめんなさい、妻と子供を刺して火をつけました」

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