不倫で始まり不倫で終わる私たち~練馬・夫殺害事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

法廷にて

平成2年9月7日、東京地裁で開かれた判決公判で、女は懲役6年を言い渡された。
女の罪状は、殺人。
被害者は、女の夫だった。

女は夫との関係に悩んでいた。

女は、事件直前に夫と沖縄旅行を楽しみ、夫との関係も回復できると信じていた。

しかし、楽しかったはずの旅行が、結果として最悪の結末を迎える引き金となってしまった。
夫婦関係の改善のためだったはずの旅行だったのに。
旅行に行ったばっかりに、事態はさらに深刻になってしまった。 続きを読む 不倫で始まり不倫で終わる私たち~練馬・夫殺害事件~

早くアタシを迎えに来てちょうだい~亀岡・妻子不倫殺害事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

亀岡のマンションにて

12月に入ったある日の夕方、そのマンションの住人は、訪ねてきた別の階に住む知人の男性の様子がおかしいことに気づいた。
真冬だというのに裸足で、慌てふためいている風でいて、放心状態にも見え、明らかに普段の知人とは様子が違っていた。

「あの……帰ってきたら、妻と子供が死んでるんです……」

知人男性の言葉が、すぐに理解できなかった。なにを言ってるんだろう。
しかし知人男性がそれだけ言うと泣き崩れたのを見て、とにかくその知人男性の部屋へと向かった。

部屋の中はひんやりとしていて、そこにはその部屋よりも冷たくなった母子の姿があった。 続きを読む 早くアタシを迎えに来てちょうだい~亀岡・妻子不倫殺害事件~

🔓その涙の意味~杉並・不倫保険金殺人事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

平成10年12月10日、東京地方裁判所で行われたある事件の判決公判。
法廷には中年の女と、男の姿があった。

中山隆夫裁判長は、女に対して懲役15年、男には懲役7年をそれぞれ言い渡した。

量刑の理由で中山裁判長は、
「妻の不倫を知りながらも幼い二人の娘のために屈辱を忍び、両親の離婚の勧めにもかかわらず家庭再建を決意した直後に殺害された夫の無念は察するに余りある」
と厳しく二人を非難した。

被告の女は、不倫の末その不倫相手とともに夫を殺害し、さらには保険金を奪おうとしていた。

法廷では実行犯の愛人の男に罪を全てなすりつけようとした女だったが、この女の存在無くしてこの事件は起こり得ないと、誰もが思う事件だった。 続きを読む 🔓その涙の意味~杉並・不倫保険金殺人事件~

🔓哀しき女と自死した男の桃色吐息~北区・SMプレイ誘拐事件

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

その日、女の自宅の郵便受けに一通の手紙が入っていた。
差出人は不明。しかし女は、その字をこれまでに幾度も目にしてきていた。

「貴女に会いたい。声が聞きたい。」

それ以外にも、自分の現在の状況などが書かれていたが、便せん5枚にしたためられた手紙は終わりに近づくにつれ遺書めいてきた。

「今でも貴女のことを愛している。生まれ変わったらもう一度会いたい」

女は一抹の不安を覚えたが、もう連絡を取ってはいけないのだと言い聞かせ、その手紙を仕舞った。

二日後、再び手紙が届いた。今度は完全に遺書だったという。
家族と相談した女は、警察に連絡。
しかし、恐れていたことは現実のものとなった。

手紙の主である男性は、6月4日未明に投身自殺をして死亡した。

【有料部分 目次】
不可解な事件
まさかの展開
発端
正体不明の男
女の言う真実
禁断の遊戯(プレイ)
社会的制裁
何も話せない人

ただ、逃れたかっただけなのに~浜松・ピアノ講師殺人事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

当初、その事件は「自殺」との見方で処理されかけていた。
浜松市内の瀟洒なマンションで、若い女性が自室のベッドで死亡していたのを、連絡が取れないことを不審に思った同市内にある実家の母親らが発見、通報したのだ。

遺体はあおむけ、着衣に乱れはなかったが、特に抵抗した様子がなかった。遺体の傷も、致命傷とみられる首の傷のほか、体のいたるところに細かい切り傷が無数にあった。まるでそれは、ためらい傷のようだった。

しかし、自殺に用いられた刃物が、部屋の中の何処にもなかった。
流しの下には包丁があったが、普通、自殺を試みた後でわざわざ刃物を洗い、流しの下へ戻してからベッドに横たわったりするだろうか。

一方で、他殺にしては争った形跡が顕著ではなく、部屋の中も少々散らかってはいたが、いつもと変わらない部屋の中で、その主だけが、変わり果てていた。 続きを読む ただ、逃れたかっただけなのに~浜松・ピアノ講師殺人事件~