差別と自死で煙に巻かれた本筋~奈良・月ヶ瀬女子中学生殺害事件③~

放火疑惑と花瓶事件

誠人の生い立ちに話を戻そう。
誠人については、村の人たちの多くが幼いころは素直ないい子であったと話す。母方の祖母も、気遣いのできる優しい子であったと証言している。
同級生らの証言も同様で、事件後のあの誠人の姿に目を疑う者もいた。
誠人が小学3年生(5年生という説も有)の時、嵩集落の集会所が全焼した事件が起きたが、それが誠人のせいにされた、というのはいろいろなところで報じられている。
火が出た直後、「誠人!逃げ!」という声を聞いた村人がおり、それだけで誠人がやったと思われたとなれば少しかわいそうな気がするが、実はその前段階の話がある。

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