病める女~愛知・藤岡町男児せっかん死事件①~




平成12年10月16日

愛知県豊田市。
とあるガソリンスタンドで、女性は昼休憩をとっていた。
昼と夜の寒暖差が激しくなってきてはいたが、ここ数日は晴れて、秋の気持ちよい日々が続いていた。

ふと、手にしていた携帯電話が震えた。
着信の相手は、以前から親しくしていたママ友だった。
「やっちゃった、もう硬くて冷たくなってる。死後硬直してる。」
にわかに理解できないママ友の言葉だったが、女性はとにかく「救急車を呼んで」と伝え、勤務先を飛び出すとママ友の自宅へと向かった。
道中、再度ママ友に連絡を取った女性は、「お願いだから、抱きしめてあげてて。」と頼んだという。

ママ友の自宅につくと、ママ友は放心状態で子供部屋に座り込んでおり、女性に対し、「もうやばい、これで刑務所だわ」と呟いた。

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鬼畜の宴~群馬・赤城村男性リンチ殺害事件②~




なぶり殺し

山中へ分け入ると、角田らはかわるがわる島村さんに暴行を働いた。
素手ではなく、こん棒のようなもので島村さんを滅多打ちにし、それぞれが疲れ果てるまでその暴行は続いた。
そして、一緒に連れてきた6歳の子供の目の前で、近場にあった重さ約70キロの丸太を信沢と七海が担ぎ上げ、もはや虫の息の島村さんの胸部めがけて投げ落とした、2度も。
さらに、その丸太の上に乗って飛び跳ねるなどした。
結果、島村さんは心臓破裂、肝臓破裂による内蔵損傷で死亡した。 続きを読む 鬼畜の宴~群馬・赤城村男性リンチ殺害事件②~

まばゆすぎた隣の芝生~浦和市・社宅乳児殺害事件①~




平成12年8月19日午前11時15分

「あら、この傷どうしたのかしら……

母親は、生後半年の娘の手と足に、爪痕と痣があることに気が付いた。
酷くはなかったが、今朝着替えをさせた際にこんな傷あとは気づかなかった、というよりも、なかった。
「爪が伸びてたのかな、何か気付かなかった?」
母親は、たまたま遊びに来ていた同じ社宅に住むママ友に何気なく訊ねた。
「このくらいのときは、よくあることよ」
ママ友は事も無げにそう言って笑った。
そうよね、気にしすぎね。母親は腕の中の娘に微笑んだ。 続きを読む まばゆすぎた隣の芝生~浦和市・社宅乳児殺害事件①~

まばゆすぎた隣の芝生~浦和市・社宅乳児殺害事件②~




嫉妬

検察は、恵子を殺人未遂で起訴した。
当初、「死んでもいいと思って落とした」と話していた恵子だったが、ここへきて「傷害目的で、殺意はなかった」と殺意については否認していた。

検察官の取り調べに対し、恵子は美保ちゃんに行った加害行為について、
①右腕をひっ掻き、両太ももを数回つねった
②サッシ窓のアルミ枠に、美保ちゃんの左側側頭部をうちつけた
③真理子さんからミルクを手渡され、美保ちゃんにミルクを飲ませようとしたが飲まなかったため、哺乳瓶の乳首を無理やり美保ちゃんの口に押し込み、口の中に傷を負わせた
④恵子宅に真理子さん母娘を呼んだ際、真理子さんが席を立った隙に、高い高いをする要領で美保ちゃんを頭上にかかげ、そのまま回転するように170センチほどの高さから厚さ4センチのベビーマットに放り投げた
このように供述した。 続きを読む まばゆすぎた隣の芝生~浦和市・社宅乳児殺害事件②~

箍のはずれたふたりが夫を殺すまで~八王子・男性教師殺害死体遺棄事件~




平成4年11月17日



神奈川県藤野町にある峠に向かう道を、男性は自転車で登っていた。

この峠道はいたるところに休憩所やベンチなどが置かれ、自転車でのぼる人のほかに、ハイキングで訪れる人もいる自然豊かな場所だ。
男性が「それ」を見つけたのは、ふと足を止めた落ち葉の中だった。ゴミかと思った「それ」は、骨のようにも見えた。
「まさか・・・」
そう思ったが、どうも気になった男性は110番通報。後にそれは、人骨であることが判明した。

警察が周辺を捜索したところ、男性が骨の一部を見つけた場所に接する斜面からほぼ全身の人骨がバラバラの状態で発見された。
しかも、胸の骨には刺し傷のような痕、そして額部分にも殴られたような傷痕があったことから、この人は殺害されてこの場所に遺棄されたとみられた。 続きを読む 箍のはずれたふたりが夫を殺すまで~八王子・男性教師殺害死体遺棄事件~