隣人訴訟ともう一つの結末~三重・幼児水死事故①~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

昭和52年5月8日

「じゃあ、よろしく頼むわね」

三重県鈴鹿市のとある新興住宅地で、そこに暮らす家族がそういって隣人に声をかけた。
「子どもたちが二人で遊んでいるから、大丈夫でしょう」
その隣人も、それに応じた。

なにげない、いつもの風景。
新興住宅地内の生活道路で、子供たちは自転車を乗り回して遊んでいた。夫婦で家中の掃除に精を出しながら、時折子供らの声がする方を確認しながら、時間は過ぎていった。

20分ほどしたころ、隣人の子どもが一人で戻り、こう告げた。
「お母さん、あの子が池から戻ってこないよ」

続きを読む 隣人訴訟ともう一つの結末~三重・幼児水死事故①~

隣人訴訟ともう一つの結末~三重・幼児水死事故②~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

バッシング

判決が出たのち、新聞各社は大きく報道した。
しかし、ほとんどの見出しは、賠償命令を受けた工藤さん夫婦に同情的なものだった。

例えば、地元の中日新聞では「『近所の善意』に厳しい判決」とし、全国紙も「隣人の好意につらい裁き」「近所付き合いに『冷や水』」といったものに加え、工藤さん夫婦に賠償命令が下ったことを重点的に報道した。
それ以外にも、「善意とはなにか」や、「子どもはもう預かれない」といった、どこかこう記者の感情が大きく影響しているような記事が躍った。 続きを読む 隣人訴訟ともう一つの結末~三重・幼児水死事故②~

🔓隣人訴訟ともう一つの結末~三重・幼児水死事故③~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

もう一つの善意

三重の隣人訴訟は、近所付き合いや子供を預かることの是非などに加え、報道の在り方や裁判を受ける権利についても今日まで長く議論されてきた。

そんな事故から12年が過ぎた平成元年7月。
広島県佐伯郡(現・廿日市市)で悲劇的な事故が起こった。
この事故も、三重の事故同様、よその子どもを預かった主婦が事故でその預かった子供を死なせてしまうというものだった。

詳細はこうである。

この記事は有料記事です

隣人を殺害した自治会長の堪忍袋~館山・大戸町近隣トラブル殺人事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

平成27年11月6日午後3時

「殺すぞ!」

その日、農作業から帰宅した男は、自宅で妻に怒声を浴びせる男性を目にした。
あぁ、またか・・・
男はうんざりしながら妻と男性に割って入り、話を聞こうとした。
男性は何やら文句を言いながら目と鼻の先にある自宅へと戻ったが、男は男性宅へ赴いて男性を諫めた。
しかし、男性は理解不能な苦情を喚き散らす一方で、話し合いになどならなかった。

「いい加減にしろ!」

男が一喝すると、突然男性は男の襟首をつかみ「2~300万用意しろ!出来ないんだったら殺すぞ!」と凄んだ。。

男の心の中で何かが弾け飛んだ。

続きを読む 隣人を殺害した自治会長の堪忍袋~館山・大戸町近隣トラブル殺人事件~

殺害と死体遺棄を手伝った女友達の絆~千葉・前夫殺害死体遺棄事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

平成9年8月1日午前5時

千葉市中央区東千葉一丁目。
「もう後戻りできないよ、本当にいいの」
マンションの前で言葉を交わし、意思を確認しあった二人の女がいた。
夏のこの時期、5時を過ぎれば辺りは明るくなる。もう時間はなかった。

部屋に入ると、男性がまだ寝入っていた。ふたりは、男性に近寄りそのまま首にネクタイをかけると目いっぱい引っ張った。

早く終われ…

続きを読む 殺害と死体遺棄を手伝った女友達の絆~千葉・前夫殺害死体遺棄事件~