執着する親たち~施設収容申立および親権喪失申立事件~

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虐待大国ニッポン。

大変不名誉な表現であるが、世界のいわゆる先進国と呼ばれる中で、日本ほど子供への虐待に生ぬるい国は珍しいのではないか。
どんなに車内放置はダメだといっても毎年のように子供が蒸し焼きにされる。もはや風物詩なのかと、わざとなのかと言いたくなるほどだ。これほど「車内放置は死ぬ」と言われていてもやるのは、もはや故意である。

欧米、特にアメリカでは州によって違いはあるものの、虐待通報として受理された場合は24時間から72時間以内にケースワーカーがその子供に直接会いに行くという。
受理されたものは虐待があったかなかったを調べ、結論も出す。玄関で怒鳴り散らされておめおめと引き下がることはない。

毎年のように信じられないような痛ましい虐待事件が起き、その何割かは子供が命を落としている。
にもかかわらず、何回も何回も、同じことが繰り返されるのはなぜか。前兆はなかったのか。

ここでは虐待事件として監護者が逮捕されたか否かにかかわらず、児童相談所が子供の身を守るために監護者から引き離すために行う「施設収容申立」と、親権を持つ親からその権利を奪う「親権喪失申立」について実際のケースを紹介したい。 続きを読む 執着する親たち~施設収容申立および親権喪失申立事件~