🔓子分を従え少女を撲殺した男の「イキり方」②~千葉・少女撲殺事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

広宣

裕子さんを殺害したこの男は、本来ただの冴えない田舎ヤンキーでしかなかった。
事実、事件後も広宣について主だった「悪い噂」が出てこなかった。
不良少年の中にも序列や階級は存在し、ヤクザ顔負けの極悪人から使いっぱしりのヘタレまで様々だ。金のあるなしも大きくかかわる。
広宣の場合、その「ぱしり」であったというのが新潮45のルポにもある。
誰からも相手にされない、名前すら知られていない広宣だったが、その広宣をなぜか慕う後輩たちの存在があった。
犯行に加わった4人の少年たちである。この少年らは同じ中学の出身で、事件現場に近い場所で成長している。
広宣と4人の少年の共通の知人であった男が、後に裕子さんと交際を始めることからそのつながりは絡まりあっていく。

【有料部分 目次】
歪な関係
ど底辺の生活
偽装結婚
子分たち
B子さん
それぞれの母親
無期懲役

ここからは有料記事です

🔓裁判所をも激怒させた父親の所業といいわけ~大阪・実娘強姦事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

【ご注意】

読んでいただきありがとうございます。Twitter等でこの記事を引用し、自己の主張のために利用されている方がいますが、それらのいかなる考え方についてもこの記事、ならびに事件備忘録@中の人は同意ではありません。この記事中の都合の良いところだけを抜き出して何かの証拠のように扱うことに賛同しません。

平成10年5月

その日父親は、9歳の次女と7歳の長男に「遊びに行ってこい」と命じた。朝から妻はパートへと出ていて、これで家には11歳の長女とふたりだけになった。
幼い子どもたちは普段、児童養護施設で暮らしており、週末だけはこうして自宅へと戻るという生活をしていた。
父親は、玄関の鍵を閉め、長女のいる部屋へと向かう。
「この前は入ったで。もう一回、させぇ」
父親の唐突なこの言葉の意味が解らず怪訝な表情の長女に対し、父親はおもむろにズボンと下着を一気に脱いだ。

【お断り】
この事件については、その内容からほとんど記録がない。そのため、新潮45/20059月号にノンフィクションライター・新井省吾氏によるドキュメントが掲載されており、その内容からの考察となる。

地獄の日々

長女はそれ以前に、この父親に服を脱がされ、全裸の写真をポラロイドカメラで撮影されるという出来事が起こっていた。ただその時は、長女も就寝中で寝ぼけていたこともあり、さほど意味のある事とは考えていなかったようで、周囲の人に相談するとかそういったこともなかった。
その日、父親が言った「この前は入ったで」という言葉も全く意味が解らなかった長女は、「何が入ったん??」と聞き返した。
直後、父親のとった行動に当然ながら長女は仰天し、悲鳴を上げて逃げ惑った。玄関には鍵がかかっており、とっさのことで長女は慌てふためいてドアを開けられなかった。
父親は逃げる長女の髪をつかみ、そのまま奥の部屋へと引きずっていくと、敷きっぱなしの布団の上に長女を投げ飛ばした。
なおも逃げようとする長女を仰向けに押さえつけ、怒声を浴びせ、右頬、腹部を殴りつけた。
そして、痛みと恐怖で抵抗することをやめた長女に対して、極悪非道な行いをしたのだ。

長女に対し、それ以降も悪魔の所業は行われ続けた。その期間はなんと4年以上である。
養護施設にいた子供たちを引き取ったのも、週末だけではなく気が向いたときにいつでも長女に暴行するためであった。もちろん、目の届くところに置くことで、外部への漏れを防ぐ狙いもあっただろう。
長女は誰にも相談できず、一人絶望の中で日々を過ごすしかなかった。
そもそも、父親はこの長女が誰にも相談しないことをわかっていた。それは、もともと精神的に脆い母親の存在があったからだ。
長女は体調が悪くなると酷いうつ状態に陥る母親を気遣って、家事や弟、妹らの面倒もみていた。母親は体調が良いときは家事もし、パートにも出られるようになるため、娘からすれば少しでも母親の負担を軽くすることが、ひいては自分たちのためにもなるとわかっていたのだ。
そんな母親に、自分が父親に何をされているか、長女が言えるはずもないことをこの父親は知っていたのだ。その上での行いであった。

まだ小学生だった長女は、その意味も理解できぬまま、父親の恐ろしさに負けてされるがままだった。時折、軽蔑のまなざしを父親に向ける以外、長女には抗うすべもなかったのだ。

※この記事は令和4年8月30日まで無料で公開されていたものです。条件に合致する方は無料でお楽しみいただけます。
そうでない場合も、既読でないかご確認の上、購入にお進みください。

【有料部分目次】
家族のそれまで
次女
母親の後悔
長女と次女の決断
発覚から逮捕、そして裁判所の激怒
帰りを待つ母親

🔓そそのかした少女の母の、正気の沙汰~熊谷・男女4人殺傷事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

「二人は将来を奪われた。だから(犯人であるあなたも)未来があっていいはずがない」

彼女は職場の上司と同僚を目の前で殺傷され、拉致されたあげく口と鼻に接着剤を流し込まれた後、首を絞められ胸を刺され、瀕死の重傷を負った。
命は助かったが、その傷跡は季節の変わり目になると勝手に疼きだす。そのたびに、あの日の忌まわしい出来事が嫌でもよみがえる。
包丁を見るたびに体が硬直し、円形脱毛症も発症した。夜はラジオやテレビをつけていないと眠れず、うなされて飛び起きることもしばしばだ。

生きている自分を喜べないほどに、彼女の精神は打ちのめされたままだった。

2003年8月。酷暑の熊谷市で、男女関係の恨みをかった男性が殺害された。そして、たまたま同じアパートに居合わせた無関係の女性3人も巻き添えになり、うち一人は殺害された。助かった女性二人も、かなりの重傷を負わされた。
犯人グループは男女3人。主犯格は尾形英紀(当時26歳)という。尾形はその後死刑判決となり、事件から7年後の2010年7月28日に死刑執行された。

しかし、被害者らにはもうひとり決して許せない人物が残っていた。
主犯格の男に殺害をそそのかした当時16歳の少女Aである。

(注:被害者について、鈴木秀明さん以外の女性被害者はすべて名前を伏せる。理由は、被害者B,Cさんが勤務していた飲食店について被害者に不利になる情報があること、また、存命の被害者の精神的苦痛が大きいこと、さらには被害者がおそらく匿名を条件に応えたであろうインタビューなどを引用していることから、こちらも匿名とした)

忌まわしい「あの日」


2003年8月18日、熊谷市箱田7丁目にあるアパートの205号室で、B子さんは同じアパートの別の部屋に住む職場の上司・鈴木秀明さん(当時28歳)に頼まれ、スラックスのほころびを直していた。
このアパートは、鈴木さんやB子さんらの職場が寮として借り上げていたアパートであったため、住人は職場の同僚らで構成されていた。
そこへ、インターホンがなり、鈴木さんが応対すると、そこには尾形と少女A、少年の3人の姿があった。B子さんは面識のない人物だったが、鈴木さんは知り合いのようで、何やら玄関先で押し問答をしているように見えた。
すると、一人の男が鈴木さんを自分の部屋である202号室に戻れ、と言うようなことを言い出した。
そして、B子さんにも同行するよう強要し、二人を鈴木さんの自室である202号室へと連れ込んだ。

そこで突然尾形が、鈴木さんを座らせたうえで罵倒し始めた。
「お前、わかってんだろうな。なに俺の女に手を出してるんだ。お前、俺の女をやろうとしただろう」
鈴木さんはひるむことなく「知らねぇよ、やってねぇよ!」と言い返したが、尾形は鈴木さんの頭を蹴ったり殴ったりし始めた。
そして、隠し持っていた包丁を取り出すと、鈴木さんの腹部に押し当て、軽く突くような仕草を見せてなおも脅した。
包丁を見てこれは尋常ではないと察した鈴木さんは、手を出したことは否定しつつも態度を一変させ謝罪した。
しかし、尾形は「ヤクザをなめんじゃねぇぞ!」などと激高し、俯せにつんのめった鈴木さんの背中を数回包丁で突き刺した。
唸り声をあげる鈴木さんに対し、「うううじゃねぇよ!」と言ったかと思うと今度は腹部を突き刺し、傷口からはみ出した鈴木さんの腸の一部を包丁の先に乗せ、「こいつ腸がでてるよw」と笑った。
そして、右ひざを包丁で刺した後、痛みでのた打ち回る鈴木さんに布団をかぶせると、「早く死ね!」と言いながら鈴木さんの首を踏みつけた。

鈴木さんは苦しみの中、出血多量で絶命した。

鈴木さんが死亡した後、標的になったのは当然、一部始終を目撃させられたB子さんだった。尾形らはB子さんをその場から拉致し、失踪したように見せかけようと企て、少女AにB子さんの私物(財布や携帯など)を205号室に取りに行かせた。
少女はこの時、B子さんの3万円を盗んだ。
するとそこへ、たまたま鈴木さんを訪ねて同じアパートの106号に住むC子さんがやってきた。出勤時間が過ぎても出勤してこない鈴木さんを心配した職場から、様子を見に行ってほしいと頼まれてのことだった。
不穏な空気の中、尾形らは悟られまいとしてB子さんに対応させようとしたが、B子さんは動揺しきっていたため、C子さんも同じように拉致して殺害しようと決める。
C子さんの私物を少年に取りに行かせると、C子さん方には人がいた。同居していたD子さんである。
D子さんに顔を見られた少年がそれを尾形に伝えると、尾形はD子さんも拉致して殺害することにし、D子さんも鈴木さん方へ引き込んだ。

尾形らは車のトランクにC子さんを押し込み、B子さんとD子さんを後部座席に座らせた。
車は恐怖のドライブへと走り出した。

【有料部分 目次】
尾形と少女Aのそれまで
鈴木さんとの関係と、事件まで
巻き込まれた被害者への仕打ち
「やっちゃう」の意味
事件二週間後で「心が落ち着いた」母親
母親が許せなかったこと
鈴木さんへの責任転嫁
被害女性の思い
母親の自戒と、「でも」

無関係の女性を焼き殺した男の安らかな死にざま~愛知・2女性ドラム缶焼殺事件~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

2000年4月4日

愛知県瀬戸市北白坂と旧藤岡町の境にある山林内の空き地に、4人の男の姿と二人の女性の姿があった。
4人のうちの2人が、車からドラム缶をおろし、空き地内に並べて置いた。
時刻は午前240分。

両手足をガムテープで拘束された女性らは、もはや抵抗する気力もないほど怯え震えていた。
ドラム缶をおろした男らに対し、残りの二人の男が指示を出す。指示された男らはこわばった表情のまま、それでも指示通り二人の女性を用意したドラム缶の中に抱え上げて入れた。そして、ガソリン混合油を頭からかけた。
女性らはこれから自らの身に起ることに気づき、男らに懇願した。
「助けて!ちょっと私の話を聞いて!」「お願いします!!」
しかし、その懇願も男らに届かないと悟ったのか、女性は静かになり、そして念仏を唱え始めた。

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・

暗い森の中で、女性が自分のために唱えるお経が響いていた。

続きを読む 無関係の女性を焼き殺した男の安らかな死にざま~愛知・2女性ドラム缶焼殺事件~

🔓無関係の女性を焼き殺した男の安らかな死にざま~愛知・2女性ドラム缶焼殺事件②~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

「精子が出たらどうしよう(笑)」

空き地にドラム缶を二つ並べて、車から洋子さんらをおろした野村らは、牧田兄に対して「風呂に入ってもらえ」と言い、洋子さんと勝子さんをドラム缶内に入れさせた。
洋子さんよりも勝子さんが暴れていたため、野村は勝子さんが入ったドラム缶の蓋に角材をかませて開かないようにした。

【有料部分 目次】
逮捕から裁判
不可解な事実
4人の人生
その時、あなたなら
1月29日
生きて償う者、死んでも償えない者

ここからは有料記事です