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思えば子供のころから事件モノが好きだった。
刑事ドラマや怖い映画も好きだったし、新聞の事件欄に目を通すのは日課だった。
私は一九七〇年代の生まれだが、昭和末期のその頃というのは、校内暴力の嵐が吹き荒れ、子どもが親を金属バットで殴り殺すとか、受験を苦に自殺するとか、とにかく未成年が荒れに荒れていたと記憶している。
幸い、私自身はせいぜい先輩に呼び出される程度のことで、大きなトラブルに巻き込まれるといったことはなかった。親も健在だ。
昔の事件は陰惨さが際立つものが多かった…
新聞報道でも、今のように「容疑者」扱いなどはなく、名前は呼び捨て、加害者は顔写真入りで新聞に掲載されるのが当たり前。事件現場どころか、被害者加害者の細かい住所まで新聞には掲載されていた。
ワイドショーは今のような生ぬるさはなく、被害者の葬儀に突撃は当たり前、加害者の親を捕まえてマイクを突き付けるのも当たり前だった。
テレビが娯楽の頂点だったから、リポーターも強かった。
そのせいで辛く悲しい思いをする人も多かっただろうけれど、今よりも規制が甘かったから犯罪マニア（？）には貴重な情報源だったのも事実。
私も人生半ばを過ぎ、記憶に残る事件も少しずつ薄れ始めている。
そこで、自分のためにも過去の「個人的に忘れられない事件」をまとめてみようと思う。
ウィキペディア的なまとめではなく、あくまでも事実に基づいたワイドショー的、小説的まとめ。
事件の大きさはあまり関係なく、有名なものでも取り上げないこともあるし、多くの人は知らないようなマイナーな事件を取り上げることもある。
それでは事件備忘録、はじまりはじまり
初めまして。私も地方在住の四十路女です。
昔から犯罪の実録モノが好きで、無限回廊などを読み漁っていました。
しかし、数年前に縁あって裁判員に選ばれ、
メンタル的にかなり疲弊した事が原因で
犯罪ルポから遠ざかって（遠ざけて）おりました。
久しぶりにある事件の詳細を追ってこのサイトに辿り着きました。
一つひとつの事件についてここまで丹念に調べてらっしゃることに
敬意を抱いております。
そのエネルギーに脱帽です。
ちょくちょく覗かせてもらいます。
更新頑張ってください。
なごやん さま
はじめまして、コメントありがとうございます。
裁判員を経験なさったのですか、それは貴重な体験でしたね。そのうえで、ご心労もさぞおありだったと思います。
超有名事件はあまり取り扱いませんが、事件の大きさに関係なく、今後も更新していきますのでよろしくお願いします。
教師不倫殺人事件、横浜地裁の公判すべてを傍聴しました。この記事を見て17年前のことを思い出しました。
井上も工藤の刑期を満了して出所しているでしょう。
井上の妻は事件後離婚し、姓をかえ多摩地区の小学校の教員をしていたと聞きました。
エコロジ さま
はじめまして、コメントありがとうございます。
実際に傍聴なさったとのこと、2人は一緒の裁判だったのでしょうか？
不倫が絡む殺人だと、どちらかの不倫相手が暴走して、というパターンが多いですが、これは結託しての事件でしたよね。
法廷で2人はどうでしたか？
さすがに離婚はやむなしだと思いますが、この2人はもう会うことはないんでしょうかね。お互い、今はどう思っているんでしょうね…
はじめまして。
読ませる記事が多く、いつも更新を心待ちにしています。
今となってはどの記事から読み始めたか覚えていませんが、どれも秀逸だと思います。
のんびりお待ちしています。
あっきーさま
コメントありがとうございます。更新も心待ちにしてくださり、ありがたいです！
GW、残念ながらお出かけの予定がないので、いくつかまとめて更新する予定です。
出来れば5本はいきたいな、と思ってますので楽しみにしててください！
初めまして。いつも読んでます。
アンビリバボーや仰天ニュースの再現ドラマが好きで、
たまたまこのサイトで「私を捨てるなら、死んで。～木更津年下夫殺害遺棄事件～」を読んだ時に「あ！これアンビリバボーの事件の話だ！」と分かり、その記事を読んでからどんどんcase1112様の記事に魅了されてしまい全て読まさせていただきました。今は毎晩寝る前に更新されてるかチェックするのが日課です。
これからも更新されるの楽しみにしています。
らら さま
コメントありがとうございます。
寝る前にチェックしてくださっているのに、更新遅くてすみません・・・
本当は毎日でも更新したいし、そのくらいネタはあるんですが、ぐうたらです。
今後の予定としては、死刑判決が出たものからいくつか予定しています。
子どもの虐待死などは書いていてもう腹が立って腹が立って仕方ないのですが、他の事件の場合は加害者に同情を禁じ得ないものもあったりします。
木更津の事件も、罪は罪ですが、虐げられた妻のその気持ちを考えるとゾワゾワしてしまいます。
これからもどうか気長に期待してくださいね！
お返事ありがとうございます！
ごめんなさい、更新を催促する意味はなかったんです(＞-＜;)
このサイトが大好きだって伝えたかったんですけど、文章力がゼロなので上手く書けませんでした。
更新のない日も一度読んだ記事を読み直すくらいcase1112様の文章が好きなので、これからもcase1112様のペースで更新されるのを楽しみにしています。
我が子への虐待や自分より若い子への暴行の記事はテレビのニュースで見ても胸が痛いのに記事でもっと深くを知ると本当に悲しさと苛立ちでどうしようもない気持ちになります。
最近の記事「大阪・実娘強姦事件」は読んでいてずっとイライラが抑えられず加害者である父親を張り倒したかったです。
ららさま
いえいえ。ちゃんと伝わってますよ。有難うございます。
読んでくださるとわかってくると思いますが、私は子供が絡んだ事件は大嫌いです。
だからそこにどんな理由があったとしても、子供に危害を加え、ましてや殺す、そんな奴は万死に値すると思っています。
なので時には「言い過ぎでは…」みたいなのもあるかもしれませんが、ぬるーく見守ってもらえると嬉しいです。
応援のコメント、励みになります。
ありがとうございます。
初めまして。
少女の涙にの曲を良く聞きます
優しく寂しく不思議な曲です。
数年前から 年に数回沖縄ツーリングへ行ってます。
広い沖縄の山原の林道を走っていたら たまたま彼女の事を知りました。
かなり寂しい森のなかパッとその場所は変わります。
避寒桜の下に観音像が立ってます・・・
その時は何もわからず手を合わせて過ぎました。
その後詳細を知って何とも言えない気持ちになりました。
その頃私は、悪さばかりして世間の話題も興味なく好きな事ばかりしてました。
歳も近い娘が こんな事件に巻き込まれた事を知って 許せない気持ちになりました。
事件を風化させない、二度とこのような事件を起こさせない、大事だと思います。
ただ・・・沖縄へ幾度に 彼女の供養に行きます。
桜の下は、いつも綺麗です。
数ヶ月前といつも違います。
愛されているのを感じます。
記事をたまたま拝見させて頂きました。
調べた訳では無いので確証は有りませんが。
この事件が終わることの無い、ご遺族のプライバシーには配慮が必要では無いでしょうか？
事件を思い出すたびに・・・
二度とこのような事件が起こらないように・・
祈る事しかできません。
近所の離島 さま
コメントありがとうございます。
たいへん痛ましい事件ですが、悲しいことに覚えている人はさほど多くありません。
私はお父さんがテレビで気丈なコメントをなさっているのを拝見し、早く見つかってほしい、無事に家に帰ってほしいと願っていました。
しかし、お正月、移動中の車のラジオニュースで、悲しい結末になってしまったことを知りました。
配慮、というのは、名前を伏せる、ということでしょうか。それは私も考えました。
しかし、お父様は顔も隠さず、実名で雑誌のインタビューに答えてらっしゃいます。
実名か否か、これは個人の考え方で変わりますが、ご家族が一切コメントをなさっていない、顔も名前もメディアに一切出ていないというのであれば、それはほじくり出すことは良くないと思います。
というか、知り合いでもない限り知りようがないですよね。
確かに、被害者の名前を伏せる、罪を償った元受刑者の名前は伏せる、そういう動きもありますね。
実際に、この事件でも性暴力があったということを伏せる、あるいは被害者の名前を伏せる、そういう報道は当時からありました。
でもそれだと、なにをもって真実と言えるのでしょうか？
「沖縄で女の子がさらわれて殺されたんだって」としか伝わらないのと、「沖縄の名護市の伊地美香さんという中学生の女の子が殺害された」とでは、受け取る方の重みも変わりはしないでしょうか。
私が実名を載せるのは、広島で起きた木下あいりちゃん殺害事件で、お父さんが公表された手記によるところが大きいです。
お父さんはあえて、あいりちゃんがどんなことをされたのかを公表しました。そして、「広島の女の子」ではなく、「木下あいり」という私の娘の事件なのだと強く訴えられました。
この記事で実名を出したのは、すでにメディアに顔と名前が出ている、コメントもなさっている、そしてなにより、受け取る側に重みを感じてほしいからです。
誰も思い出さず忘れ去られる方が、ご遺族にとって良いのでしょうか。もしもご遺族がそう思われるなら、それに従います。
はじめまして。
いつも見させてもらってます。
メディアでは報じていない情報や、思ったことをリアルに書いている内容が斬新で、毎回更新されるたび記事に魅力を感じまくっております。
これからも更新楽しみにしてます。
はじめまして！
うぉぉ。何とも嬉しいコメントです。のたうち回りそうです。
ネタはいくつも溜め込んでいるのですが、資料を集めたりに時間がかかりまして、なかなかまとめることが出来ていません。
でも、ライフワークとしてみんなが忘れてしまったような、そんな小さな事件も掘り起こしていこうと思ってます。
励みになります、ありがとうございます。