但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください。なお、有料記事を無断で転載、公開、購入者以外に転送した場合の利用料は50万円~となります。
**********
その日、女の自宅の郵便受けに一通の手紙が入っていた。
差出人は不明。しかし女は、その字をこれまでに幾度も目にしてきていた。
「貴女に会いたい。声が聞きたい。」
それ以外にも、自分の現在の状況などが書かれていたが、便せん5枚にしたためられた手紙は終わりに近づくにつれ遺書めいてきた。
「今でも貴女のことを愛している。生まれ変わったらもう一度会いたい」
女は一抹の不安を覚えたが、もう連絡を取ってはいけないのだと言い聞かせ、その手紙を仕舞った。
二日後、再び手紙が届いた。今度は完全に遺書だったという。
家族と相談した女は、警察に連絡。
しかし、恐れていたことは現実のものとなった。
手紙の主である男性は、6月4日未明に投身自殺をして死亡した。
【有料部分 目次】
不可解な事件
まさかの展開
発端
正体不明の男
女の言う真実
禁断の遊戯(プレイ)
社会的制裁
何も話せない人