ハーレム男が夢見たその先~足立区・内妻傷害致死事件~

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令和5年2月、東大和市で10代の女性らに対し、「宇宙人に食べられる」「寿命を伸ばしたいなら自分とSEXするしかない」などと申し向け、性的暴行を加えたとして75歳の男とその元妻(当時43歳)が逮捕された。
そのパンチのあるセリフのみならず、男の風貌や逮捕当時男の家に複数の女性が同居していたことなどから注目を集めた。

男は平成18年にも同じような事件を起こして逮捕されたが、反省しているということから執行猶予となっていた。が、その後も複数の女性たちを侍らせた生活に変化はなかったといい、今回、家族に説得された被害女性が被害届を出したことで逮捕となった。

この事件を知った時、既視感に包まれた私は、過去にも男が同じような事件を起こしていたと知って、あぁ、それでなんとなく覚えていたのかな、と思ったのだが、実際は違っていた。私が覚えていた事件では、人が死んでいたのだ。

平成19年、その事件は発覚した。

足立区のバラバラ遺体

警視庁竹の塚署。
平成19年6月14日午前1時50分頃、中年の男女が二人、警察署を訪れた。
応対した警察官に対し、二人は思いもよらぬ告白をした。

「元妻の死体をバラバラにした」

二人の話から足立区入谷の3階建て住宅を調べたところ、2階のリビングで複数のゴミ袋が発見された。そして、その中には女性らしき人間の体が切断された状態で入れられていた。
また、消防関係者によれば、頭部はベッドの上に置かれていたという話もあった。

二人の供述によると、遺体は男の前妻。5月下旬に殴ったところ死亡してしまい、二人でバラバラにして捨てるつもりが、運搬に使うための自家用車の車検が切れていて運ぶことを断念したという。
とりあえず家の中に置いておいたものの、遺体が入った袋を見るたびに精神的に不安定になったことから、自首を決めた、とのことだった。

逮捕されたのは、足立区入谷の志賀誠一(仮名/当時47歳)と、内縁の妻の市田朋代(仮名/当時34歳)。
バラバラとなって発見されたのは、志賀の前妻である志賀美穂さん(当時40歳)だった。

美穂さんが死に至った理由について、志賀は、
「浮気を疑い、厳しく問い詰めた際に殴ったら死んでしまった」
と話していて、男女関係のトラブルが原因の一つにあると捜査本部は見ていた。

しかしこの美穂さんと志賀は、4年前に離婚していた。一緒に逮捕された朋代も内妻という立場である。美穂さんに親しい男性ができたからといって、このような事態になる意味がわからなかった。
しかも、志賀は美穂さんと離婚したわずか2日後に入籍した本妻がいたのだ。

一方で、美穂さんは志賀と離婚後も入谷の家で子供と共に生活を続けていたという。近所の人らも、美穂さんと志賀の離婚は知らなかったし、ある時から同居し始めた朋代については、美穂さんの妹だと思っていた。

さらに、捜査本部ではこれ以外にもう一人の女性の存在を知っていた。

実は志賀は、そのもう一人の女性に対する暴力(DV)の疑いで内偵されている身だったのだ。

面妖な人々

(手前から5軒目の黄色い家)

志賀と美穂さん、朋代らの生活実態はどのようなものだったのか。

逮捕当時、志賀は足立区入谷の3階建ての家で暮らしていた。東武伊勢崎線竹ノ塚駅から直線距離で北西に3キロ。同じような建売が奥どまりの路地に整然と立ち並ぶ、都会ではよく見かけられる狭い住宅地。
志賀は平成12年にこの住宅を二棟購入している。一つは志賀と美穂さん夫婦と子供たち、一軒飛ばして並ぶもう一棟には滋賀の両親が暮らしていた。

狭い土地に立つその家は、1階が和室と浴室、2階がリビング、3階に個室が2つ、という作りでおそらく並ぶどの家もそのような間取りだったと思われる。

その家に、いつの頃からか複数の女性が出入りするようになったという。

ひとりは、この事件で逮捕された朋代である。朋代は平成8年に当時働いていた歌舞伎町のショーパブで客として来ていた志賀と出会った。SMやボンデージファッションが売りのその店は志賀の好みだったといい、ふたりはその後男女の関係になった。当時すでに美穂さんと結婚していたため、不倫だった。
その後、後述するが志賀が接骨院経営に乗り出したことで朋代はその接骨院で働くようになり、接骨院が管理する社宅マンションに暮らしていたのだが、そこを退去しなければならなくなって以降、この足立区入谷の志賀の自宅で美穂さんらと同居生活を送るようになったのが事件直前の平成19年4月のことだった。

美穂さんと志賀は、平成4年ころに出会っている。美穂さんは名のある老舗菓子店を実家に持ち、平成3年ころには野村不動産の保険部で勤務していた。
詳しい出会いのきっかけは分からないが、平成4年には美穂さんは志賀との間に第一子を出産している。

志賀は当時保険代理店の資格を持っており、平成3年には健康食品や損害保険代理業などを主とする有限会社も設立。
仕事は順調だったようで、とにかくこの当時の志賀は金を持っていた。
平成10年には接骨院の経営にも乗り出す。分院を二つもつくり、平成12年には件の戸建てを二棟同時に購入するなど、とにかく羽振りが良かったという。

が、その裏には、美穂さんをはじめとする「おんなたち」の妄信的とも言える犠牲があった。

怪しい集金人

志賀にはもう一つの顔があった。
それは、NHKの受信料徴収人というものだった。詳しくないのでその仕組みは各々調べて頂くとして、これもかなり儲かったのだという。
歩合制というその仕事は、とりあえず講習などを受けた後に集金人として名簿に名前が載ると、徴収の地域が割り当てられるという。そこを回って集金することで報酬を得られるという仕組みのようだが、NHKに限らず集金は時間も体力も使う。
接骨院や保険代理業経営など多忙なはずの志賀が、なぜそんな時間を作れたのか。

なんのことはない、他人にやらせていたのだ。

暇を持て余しているような人を集め、集金自体はその人たちにさせ、自分は紹介料名目だったのか、その上前を撥ねていた。

そして、その集金人たちを集めて回っていたのが、第3のおんなである「A子さん」だった。そのA子さんこそが、志賀からDVを受けたとして被害届を提出した女性だった。

おんなたち

事件当時、志賀には中国人の本妻がいた。先にも述べたが、美穂さんと離婚した2日後に入籍しており、志賀はこの妻のことを「リリー」と呼んでいたという。
この志賀という男、写真を見る限りとても40代には見えない(もっと上に見える)し、どう贔屓目に見ても男前とは程遠い。あの、東大和市の宇宙人ジジイとこれがまた似ているのだ。(私はあまりに似ていたために、志賀の再犯か?と思ったほど。)
が、志賀はモテた。金を持っていたこともあるかもしれないが、漲る自信というか、上り調子の人特有の無敵感というか、そういったものがにじみ出ていたのかもしれない。

そんな中で、志賀との関係が長く続いた女性がいた。それが、件のDV被害を届けたA子さんだった。

A子さんと志賀は中学の同級生。A子さんが離婚の相談をしたのがきっかけだという。志賀のアドバイスで親権を得ることができたといい、平成6年以降志賀は美穂さんという妻がありながら、A子さんと不倫関係になった。
当初A子さんは志賀のことを「志賀君」と呼んでいたというが、志賀の接骨院で働き始めて以降は、「常務」といった肩書で呼ぶようになっていた。
接骨院での様子を知る人によれば、その関係は不倫関係というより主従関係、いつもA子さんは怒鳴られ、用事を言いつけられていたという。

この接骨院には同時に朋代と美穂さんの姿もあった。資格を持っていた朋代は施術を行う立場、美穂さんは事務を担っていた。
そしてそこに、A子さんも働くようになる。全員、「志賀のおんな」だった。

もっともA子さんはそれより以前にも志賀の仕事を手伝っていた。それが、先に述べたNHKの集金だ。志賀は名前だけを登録し、さらに徴収範囲を広げるために複数の人に名義だけを登録させてその徴収範囲を志賀が乗っとると言うこともやっていた。
いわば、組織的な受信料徴収だった。
その、名義を貸す要員はほとんどがA子さんが誘い入れた人たちだったという。

接骨院に関しても、志賀はそのほとんどを他人任せにしていた。
志賀自身は必要な資格を持っていなかったため、有資格者を招いて開院した。志賀は名前だけ、という立場に過ぎなかったようだ。
資金についても、その多くを担ったのは美穂さんの実家だった。それも、美穂さんが志賀に言われて実家に相談に行き、心配した実家が不本意ながらもその資金を用意するといった具合で、その総額は一千万円近くになった。

美穂さん自身も、保険代理店の事務もこなしながら、接骨院も手伝っていた。

朋代は平成10年までにもともと勤めていたショーパブを志賀によってやめさせられ、同じ頃に接骨院の分院が出来るタイミングで柔道整復師の資格を取らされた。これも、志賀が朋代を利用した形だが、一応有資格者である朋代は分院の院長という肩書があった。
おとなしい美穂さんや奴隷同然の扱いを受けていたA子さんとは対照的に、朋代は勝ち気な性格だったという。
医院での格好も、白衣の下にはタンクトップにミニスカート、そしてピンヒールという、なにそれなんのAVですかと言いたくなるようなファッションで院内を闊歩していた。

朋代とA子さんのことを美穂さんがどう思っていたのかはわからない。
が、心筋梗塞を患って入院した志賀をその友人が見舞いに行った際、病室で美穂さん、A子さん、朋代、そして当時すでに本妻の立場にあった中国人女性の4人が一堂に会していたのを目撃している。
それも、互いをにらみつけるような一触即発といった雰囲気ではなく、むしろおんなたちは仲が悪そうには見えなかったという。

4人のおんな達は、その境遇から本妻、元妻、愛人という立場に関わらず、どこか連帯感のようなものを感じていたのかもしれない、と、この事件を取材し新潮45で発表したノンフィクションライターの降籏学氏が書いている。

志賀を知る友人らによれば、志賀はこのようにおんな達を利用し、働かせ、性のはけ口にもし、金まで引っ張るような生活について、ある目的をもってやっていると話したという。

それは、「ハーレム」を作ること、だった。

翳りゆく男と、洗脳されるおんなたち

たしかに、平成13年ころまでの志賀は飛ぶ鳥を落とす勢いというか、たとえそれが誰かにやらせて自分が額に汗せずに得たものであったとしても、その生活は非常に潤っていた。

しかし、分院を増設したあたりから、その勢いに翳りが見え始めた。

美穂さんの実家に泣きついては金を引っ張っていた志賀だったが、それがこの頃にはうまくいかなかくなっていた。
資金調達のために、志賀は自らカードローンでしのぐようになったが、志賀一人では追い付かず、朋代や美穂さん、A子さんのみならず、集金のために集めたスタッフにもカードローンで金を借りさせた。その額、750万円。

それがどんどんと膨れ上がり、1年後にはなんと2000万円にまで膨らんだ。

志賀は返済に行き詰り、接骨院を他人に譲渡せざるを得なくなった。それが理由で、朋代も分院の院長の座を追われ、それまで接骨院が契約していた社宅マンションを出ざるを得なくなったというわけだ。

中国人妻、リリーと知り合ったのは平成14年、ちょうど志賀が接骨院を譲渡した時期だった。
そして先にも述べたとおり、美穂さんと離婚した志賀は、そのリリーと結婚する。
これについて、ノンフィクションライターの降籏氏によれば、志賀はこのリリーを妻というより仕事上のパートナーと見ていたのではないか、としている。
実は志賀は覚せい剤の常用者でもあった。覚せい剤を使うようになったのも、このリリーと知り合ってからだという。
志賀はリリーの人脈などを頼りに、五反田で性風俗の店を出す計画を立てていた。
凋落していく焦りからか、性風俗の店を出すことにはかなり執着があったようだが、そんなにうまく事は運ばなかった。

その焦りとストレスは、おんなたちに向けられるようになっていく。

もともと、志賀はおんなたちを力で屈服させることを好んでいた。
事業が順調だったころから、A子さんは志賀に公衆の面前で罵声を浴びせられることもあったし、接骨院に眼帯をして出勤してきたこともあった。
それは美穂さんも同じで、顔に明らかな殴られた痕を残していたこともあったという。
朋代は元から志賀のことを尊敬していたといい、志賀から暴力を振るわれることはほかの2人に比べれば少なかったようだ。

ただ、朋代を含めて、おんなたちは暴力だけで支配されていたのではなかった。
志賀は自ら特別な能力があると吹聴していて、知人らにも地縛霊がついているとか、鬼が宿っているとか、悪魔が見えるとかそういうことを言いふらかしていた。
おんなたちは、そんな志賀のことを「地球外のエネルギーを持ち、窮地に立たされた私たちを救ってくれる」などと話していたといい、A子さんは「お前は悪魔的だから子供とは離れておくように」と言い聞かされ、子供と距離を取らされていたという。

覚せい剤を使うようになってからは拍車がかかり、どんなに荒唐無稽なことも「俺が言ってるんだから間違いない、絶対だ」といい、たとえそれがおんなたちの身に覚えのないことであっても「俺は見た」と言い張った。
正気なのかそうではないのかわからないが、とにかく志賀は疑り深くなったという。
その上で、おんなたちに対し、

「お前たちは元々死体置き場にいたようなもの。そこから連れ戻してもらい、今生きていられるのは俺のおかげだ。俺から離れたらお前たちはすぐ死んでしまうし、俺が念ずればお前たちはすぐ殺せる」

などと繰り返し話し、おんなたちは精神的な逃げ場をどんどん奪われていった。

さらに志賀は絶倫だったといい、おんなたちは志賀の相手をさせられる際には覚せい剤を使用されることもあったという。その行為は筆舌に尽くしがたく、志賀が用事で家に戻らない日は、おんなたちから安堵の声も聞かれた。
事件後、志賀の家を捜索したところ、志賀の部屋があった3階からは複数のバイブレーターと大量のアダルトビデオが見つかっている。ちなみにこの志賀には女装癖もあった。

志賀のいうハーレムは、おんなたちの恐怖心によって確固たるものへと育ちつつあった。

ハーレムそして、教祖へ

志賀はおんなたちを意のままに操り、いずれはその数を増やしてハーレムを築くことを夢見ていた、のは間違いないが、ノンフィクションライターの降籏学氏によると、実は志賀の最終目的はそこではなかったという。
正確に言うと、ハーレムという状態を保ちつつ、さらにその力を強大なものにさせた共同体、そう、志賀の最終目的は「新興宗教の教祖になる」ことにあったのだという。

志賀は4人のおんなたちをそれぞれ「太后」と位置づけ、自身のことは始皇帝の生まれ変わりだと言っていた。
入谷の自宅では、おんなたちとその子供、さらには知り合いの同業者らを集めて「読経」をすることがあった。その中で、子どもに対しては頭をなで、お前は特別だと言って聞かせたりしていた。

最終目的が新興宗教の教祖だったという根拠としては、事件が起こる5年前にすでにその片鱗が見え隠れしていた事実があった。
美穂さんの弟が亡くなった際、志賀は勝手に戒名のようなものを押し付けたという。
そこには意味の分からない漢字が羅列してあり、とうてい戒名と言えるようなものではなかった。
5年前と言えば美穂さんとはまだ離婚していない時期であり、中国人リリーの存在もない。ということは、この時点ですでに志賀は宗教的な力を得ようとしていたわけで、やはりハーレムのその先には新興宗教の教祖という立場を得ようとしていたように思える。

さらにその時期は事業もうまくいっていた時期であり、事業拡大も新興宗教設立の下準備だった可能性もある。
となるとその後の事業不振は志賀にとって自分の最終目的が果たせなくなる由々しき事態だったろう。
そしてもうひとつ、絶対に自分から離れられないと踏んでいたおんなの反乱も、思いもよらぬことだった。

事件が起こる直前の5月、入谷の住宅街に女性の悲鳴が響いた。近くの主婦らが何事かと見てみると、鼻血を出した女性が「助けて!殺される!」と叫びながら走っていた。
近くのファミレスに駆け込もうとした時、追ってきた別のおんなによって髪の毛を掴まれ、さらに現れた男が女性を引きずって家の中へ消えたという。
逃げていた女性はA子さんだった。追ってきたおんなはおそらく朋代、そして男は志賀だった。

この頃A子さんは「接骨院のスタッフと浮気した」と言いがかりをつけられ、志賀から苛烈な暴力を受けており、志賀の両親の家に軟禁状態にあった。
それでもデイサービスの職員が訪ねてきた際に隙を見て逃走、近くのファミレスに助けを求め、そこからの通報によって警察に保護された。

A子さんはシェルターで匿われ、それ以降、信頼できる友人に連絡はあったものの、そのA子さんの消息を知る人はいないという。

警察はA子さんの証言から志賀を内偵中だった。そのさなかに、美穂さんが死亡する事件が起きたのだった。

弟と同じ命日

結局、ハーレムを築き新興宗教の教祖になるというバカバカしくも壮大な志賀の野望は、美穂さんの死とA子さんの逃亡、そして、「遺体の入ったバッグを見るうちに精神的に不安定になった」ことにより、脆くも潰えた。

こうしてみると、志賀は大きなことを言ってきた割に、なんともケツの穴も肝っ玉も小さい男だという印象を免れない。

他者を洗脳し、意のままに操って暴虐の限りを尽くすようなタイプは、そんなことで精神的に不安定になどならないし、ましてや自首など聞いたことがない。
どこまでも他人のせいにして逃げおおせようとするものではないのか。

たしかにこの志賀も、裁判においては美穂さんを死なせたのは自分ではなく、朋代であるというようなことを言い、懲役10年の判決を不服として控訴していた。
美穂さんの両親に対しても、面会に来てくれた知人に対しても、同じように朋代のせいにしていた。
しかし実際は、自身の苛立ちや焦りを目の前の弱きおんなにぶつけるだけぶつけて死なせ、その対処も満足にやり切れないような、殺しのオリンピックに出たら失格レベルの根性もくそもない男だった。

そんな気持ち悪い男に長年洗脳され続けてきた朋代に対しては、執行猶予がついた。

朋代は裁判の後、母親と共に街を出たという。

入谷のあの3階建ての家は、事件後無人になっていたというが、平成22年の時点では新しい住民の存在が見える。何も知らないことはなかろうが、志賀という男が目論んだ新興宗教の下地が培われたその家では、今どんな日常が送られているのか。

バラバラにされた美穂さんの遺体は司法解剖されたが、死亡日時は断定できなかったという。
両親は先に亡くなっていた美穂さんの弟と同じ日を、美穂さんの命日にした。

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参考文献

元NHK集金員のハーレム内妻殺し 降籏学 著/新潮45/平成20年9月号
週刊朝日 奇妙 バラバラ死体の元妻とHK集金人の「共同生活」平成19年6月29日 杉村健 著

読売新聞社 平成19年6月14日東京夕刊
産経新聞社 平成19年6月15日、16日、10月24日東京朝刊、9月27日大阪夕刊
サンケイスポーツ 平成19年6月15日
四国新聞社 平成20年4月11日朝刊