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高野嘉雄弁護士の存在
それに着目したのが、奈良弁護士会の高野嘉雄弁護士である。
殺人事件、少年犯罪などの刑事事件で弁護を重ね、裁判では情状面を非常に重視する弁護士としても知られる。
「弁護人は(被告にとって)最後の情状証人」であるとし、たとえどんな犯罪を犯した人間であっても、自身の感性を研ぎ澄ませ、全力でぶつかり弁護していくという、弁護士からも尊敬される大変優秀な弁護士である。
甲山事件、奈良の小一女児殺害事件などの有名な刑事事件を手掛けたほか、無銭飲食、窃盗などの比較的軽微な事件でもその精神は同じであった。
誠人の弁護には3人であたっており、弁護と言うよりも誠人の心をどうすれば開かせることが出来るのか、誠人の本当に言いたいこと、苦しかったことをきちんと世間に伝えたい、その上で、誠人に立ち直ってほしい、そういう思いをもってこの事件に臨まれたと推測する。
【有料記事 目次】
・与力・区入り制度
・浦久保家との関係
・家族をして「根源」と言わしめた母親
・放火疑惑と花瓶事件
・叱られることを知らずに育った男
・誠人が囚われた呪縛
・被害者遺族への中傷と「人の道」
・その後
ここからは有料記事です
一般世論に流されず自分の視点・意見をしっかりお持ちな点はさすがだと思わされます。そして、そこには事実関係を色々と調べたことが裏付けとなっているのでしょうね。
何が正解なのかは誰にもわかりませんが、筆者さんは信念を持って記事をお書きなのだと、いつも感じさせられます。
いわし サバ さま
コメントありがとうございます。
この事件はリアルタイムでも見ていましたが、時を経て新潮45のルポで改めて詳細を知ったものの、どこか釈然としない、そんな印象でした。
中学生の女の子をはね、連れ去って殺害した挙句遺棄した。こんな残酷な事件であるにもかかわらず、まるで被害者の対応、村人らの差別がこの事件を起こしたといった論調にはどうしても納得がいきませんでした。
この記事にある事柄、エピソードは、丘崎の弁護士である高野先生、被害者浦久保充代さんのお父さん、おじいさん、おばあさん、丘崎の祖母が語ったことです。
立場の違いがあるので仕方ないことですが、私はその両方のエピソードをかなり中立を意識してまとめています。
たしかに、立場が違う以上それぞれの「正解」があります。
しかし、浦久保充代さんが一方的な感情の末に殺害されたことだけは間違いのない、誰の目から見ても明らかな事実です。
そこを忘れて欲しくないと思っています。
たまたま事件の名前を目にして、結局どうだったんだろうと思い検索してこの記事に来ました。
最初の方にヒットする記事を見て、犯人に同情的な内容ながらもまったく同情できず、納得もできなかった点(引越ししない、かなりの貧困強調の割にそこそこの車に乗ってる、村外に出てから戻ってくる)が解消されました。
思っていた以上に被害者の家の方が中立に立ち振る舞われていたのが驚きでした。
差別の種はあったでしょうけど、それよりは、本人たちの振る舞いだったように感じます。
在日でわがままな人はいじめられてました。家も村八分だったかもしれません。ですが、家というよりクセのある性格由来で多数から避けられてました。正直、だからってそんなイジメするか?って感じでしたが。
別で知り合った在日の方は社交的で、人に頼られるし、人が集まるタイプ。どちらも同じ県内です。
性格から来たもので犯罪やっちゃった、では弁護にならないので、弁護士さんの言い分は分かります。でも、結局は差別のせいという逃げ道を作って本人の性質を覆い隠す意見だなぁというのが率直な感想です。
差別されてました、っていうのはかなり強い免罪符になり得るので。
※わがままだった友人は、疎遠になってますが
元気にやってるはずです。勉強苦手なこの子は親が家庭教師つけてましたが、それを嫌がったりしてなかったし。なんだかんだ好きな道を選び取って幸せになってると思います。
朝鮮の血で差別されてたからー、村八分にされてたからー(個人差あるでしょうが、村八分は正直余所者だったら気楽な人多そう)、で犯罪の言い訳にするのは他の同じ境遇で、ちゃんと生きてる人に失礼すぎる。
長文失礼しました。
検索で来た通りすがり さま
コメントありがとうございます。
この事件は、ちょうどネットが盛り上がりを見せていた頃の事件でもあり、とにかく様々な噂、憶測が未だに根強く残っています。
特に、文中にもありますが、新潮45でいわゆる差別の話が具体的に掲載されたことでそれは加速し、それこそが事実であると印象づけられたと思います。
もっと言うと、ド底辺の暮らしと差別に喘いだ加害者とその家族に対し、被害者は大きな家に暮らす昔ながらの堅実な一家、そのどうしようもない落差を覆すとでも言おうか、どこか加害者のしたことで無関係の自分たちの苛立ちや世間への不満などが解消されたかのような気になった人も多かったのでしょう。
いつの頃からか、中学生の女の子が殺されたという事実よりも、差別の話ばかりが独り歩きしていました。
未だに、ネット上では浦久保家を悪くいう人はいますし、丘崎は可哀想な被害者のように言う人もいますが、絶対に違う。
それを伝えたくて記事を書きました。
納得できなかった点が解消できたこと、私も嬉しく思います。
こちらこそありがとうございました
おっしゃる通り、加害者の言い分がすべてで納得がいかない
彼女が無視した の真偽は?
常々見下げられていたのは、出自ではなく生活態度由来ではないのか
被差別を盾にする連中がいる限り差別は消えないし、解同のヤクザっぷりも止まらない
あいゆい さま
はじめまして、コメントありがとうございます。
私はこの高野弁護士のことをとても尊敬しているのですが、この部分だけはどうしても納得できずにいます。
女子中学生ですよ、とつぜん村でも素行の悪い男性に声をかけられて笑顔が作れますか?
事実かどうかも分からない、被害者が無視したことがあたかも事件のきっかけであるかのような主張はどうしても納得できません。
同じように感じていただけて良かったです。タイトルの通り、差別が云々、と言われたらもう、本質など見えません。それはおかしい。
彼が村の人から避けられていたのが事実とするなら、おっしゃる通り、それは彼の生活態度が招いたことです。
子供の頃のことは確かに気の毒な面はあった、けれどそこから抜け出さなかったのは誰でもない、彼自身です。
またコメントお待ちしてますね
匿名希望さま。
コメントありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、はっきり申し上げて貴方様が書かれた内容は、充代さんを侮辱するものです。
どういった考えでこのような妄想をコメントしようと思われたのか理解に苦しみますが、貴方様の中にそういった願望があるのではないかとすら思うほどです。
被害者のことを考えてレイプの事実を伏せた、裁判でそんなことは有り得ません、まかり通りません。
皆さんどう思いますか?って、あなたを気持ち悪いと思うだけです。
通りすがりですが、一言、書かせてください。
彼の自死ですが、被害者の月命日なんて、狙ってないと思います。
本文中にも触れられておりますが、
逃げる性質が、極端な方向へ流れただけだと思います。
そもそも、言い訳が多い人に共通する傾向として、
反省しない、成長しない、といった点が挙げられると思いますが、
彼も、例外ではないと考えます。
失業を繰り返してることが、一番の証明だと思います。
ただ単に、刑務所での暮らしが厳しくて、
先に希望も見えない…それだけの理由でしょう。
どちらかと言えば、短絡的で、激情型にみえる彼なら、
自死そのものにも、深い意味があるとは思えないですし。
「就寝前の自由時間で巡回が15分に1回という状況の中で」
との、別のネット記事も読みましたが、
なら、なお、狙ってない、としか思えません。
翌日、嫌な作業でもあって、それをサボりたかったとか
そんな理由なんじゃないの?と勘繰りたくもなります。
本当に狙って、その日に必ず自死したいのなら
その時間帯が、一番、有り得ないでしょうから。
遺書もなかった、とか、すっきりしない結末で、
被害者遺族は、さぞかし、無念かと思います。
この事件、ここで初めて、詳細を知りましたが、
子供や、女性といった弱い人が犠牲になる事件が許せません。
自分は、男なら弱い者は守れ、と教わって育ちましたので、
痴漢や軽微な性犯罪ですら、嫌悪してしまいます。
こういう事件のない、
世の男性が皆、最低限の理性を保ち、
女性や子供が安心して出歩ける未来を、
切望してやみません。
長文のうえ、言い過ぎな部分も多いかも知れません。
すみません。
通りすがり さま
コメントありがとうございます。全文同意です。
彼は弱かったと思います。だからこそ、吠え、他人に喚き散らさなければその弱さを隠せなかったんだろうと思います。
このサイトでは触れていませんが、実際は充代さんに「てんご(イタズラ)」しようとした意図があったとも言われています。
どこが、どの口が差別などと言うのでしょうね。
こんにちは、コメントさせていただきます
この記事にもっと早く出会うべきでした、
この事件の事を長らく誤解してました、犯人の被害妄想が事件のきっかけだったんですね、しかし身勝手な犯行ですね、そんなに村が嫌なら出ていけばよかったのに舞い戻ったのが謎でした、 働くのが嫌だから親から金をぶんどってはパチンコ ソープランドに行く日々 車も父親がローンを組んで購入した物と知って驚きました、都合が悪くなったら差別されたといい、
村に舞い戻ったのも親を食い物にして楽して遊んで暮らすため、単にプータローですね
充代さんが犯人を無視してもおかしくないと思います、男の車なんて怖くて乗れませんよね。
連れさられた現場と公衆トイレは夜は寂しそうな場所でした
御斎峠の現場も人通りが少なく何ヵ月遺棄されてた充代さんはさぞ寂しかったでしょう
本当に差別があったと誤解してました、充代さんの祖父はいい人だったんですね、丘崎一家に物置小屋を貸したり不登校になった犯人を諭したり、
長年誤解してた事を、本当に申し訳ないと思います。
長文失礼しました。
侍 さま
読んでいただきありがとうございます。
こちらの記事については、高野弁護士の手記、寄稿、裁判資料などをもとにしてありますので、ほぼ正確であると自負しています。
中には当時の週刊誌(特に、浦久保家の証言、丘崎の祖母の証言)から引用したものもありますが、そちらも正しい証言であると思っています。
ネット上では、おそらく新潮45の記事がきっかけであると思いますが、あたかも浦久保家が丘崎家を虐げていたかのような書き込みや憶測が後を絶ちません。
丘崎家の母、長姉の男性関係を拡大解釈し、村の男性の「慰み者」に成り下がる代わりに、そこに住むことを許されていたなどという話もまことしやかに囁かれ続けています。
そんな事実は出てきていませんし、もしもあったとしたら高野弁護士が黙っていなかったはずです。
極貧であったというのも遊興費に散財していただけなのと、あとは優先順位が人と違ったということだと思います。
普通なら、住む場所を整えたり子供の教育などにお金をかけるべきところを、遊びごとに重きを置いていたのでしょう。
もちろん、その金をねん出するために、丘崎の父親はしっかりと働いていたようですが。
差別というのはどこにでもあって、この事件はそれを言い訳にしたにすぎないと言い切れます。
また更新していきますので、今後とも読んでいただけると嬉しく思います。