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大学病院にて
九州地方のとある大学病院。多くの入院患者を抱えるこの大学病院には、もう3年近く、我が子の入退院に付き添う母親の姿があった。
入院していたのは幼い息子。生後1か月の頃から原因不明の下痢や発熱を繰り返し、時には重篤な敗血症を起こしたこともあった。
国立病院に転院しても症状は変わらず、大学病院との間を行き来しながら入退院を繰り返してきた。
入院患者らも、その母親とは顔見知りで、機会があれば話をすることもあった。
「あの方のお子さん、なんだか大変な病気みたいですね」
ある入院患者は、何の気なしに看護師に話を振った。看護師は勝手に他人のことをしゃべるわけにもいかないため、あいまいな表情を見せる。
「余命1年、なんでしょう?小さいのに、かわいそうに…」
看護師は思わず作業の手を止めた。
久しぶりにコメントさせて頂きます。
有料化になってからますます優良なコンテンツとなり(あ、ダジャレになっちゃった。。。)
興味深く拝見しております。
文中にもありますとおり、児童相談所がきちんと機能し、子供の命を救えた例ですよね。
きちんと機能するのは当たり前のことなのでしょうが、なかなか難しいのが現状でしょうね。
また、きちんと機能した、ということは報道されないでしょうから、余計に周囲の見方もきつくなるのでしょうね。
勉強になりました。
しかしこの父親がろくでもないような気がします。。。
みさきさま
コメントのお返事が遅れまして申し訳ございません!!
いつもありがとうございます。
有料にして以降、たくさんの方に読んでいただき、感謝の限りです。
有料でも優良、とこれからも言っていただけるよう精進します。
さて、この記事は代理ミュンヒハウゼン症候群の事件ですが、家庭裁判所が施設入所を認めたケースです。
実はこの児相は宮崎県のとある市の児相なのですが、警察への通報も早いですし、職員の意識もこの当時から非常に高かったようです。
ためらわないで介入する、これはどんどんやってほしいですよね。
なにごともなければ、それでよいのですから。