🔓暴力夫を餓死させて晴らした妻の怨~四日市・痛風夫餓死殺害事件~

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平成17年月23日夕方

近鉄四日市市駅にほど近い交番に、女が訪れた。
応対した署員に対し、付き添いの親族とみられる人に支えられながら、女は自宅で夫が死亡していることを伝えた。

県警四日市南署員が女とともに堀木2丁目の自宅アパートへ向かうと、玄関からは異様な臭気が漏れていた。

付き添ってきた親戚によれば、この女から夫が死んでいると電話を受け、驚いて一緒に交番にやってきたという。
夫は長年通風を患ってほぼ寝たきりだったというが、女は
「昨日普通に話したのに、朝になったら死んでいた」
と話した。

しかし、現場を確認した誰の目にも、夫が死亡したのが今朝ではないことは一目瞭然であった。

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【有料部分目次】
体重29キロ
異様な夫婦
四つん這いの男
考えることをやめた妻
求刑懲役8年、判決懲役4年6月

🔓弟が殺した兄の名は「ヒトラー」~福岡・15歳少年兄殺害事件~

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平成17年6月23日午後3時

6月の湿っぽい空気が漂う福岡県福岡市南区。
1階にテナントがある商業兼住居用ビルの4階に住む住人は、エアコンを入れるほどの暑さではないものの、風通しを良くするために玄関のドアを半開きにしていた。
午後のけだるい時間、ふと、何やら外廊下で人の争うような声を聞いた気がした。

時間をおかず、自宅の玄関ドアが開いたかと思うと、人が倒れこむようになだれ込み、住人は仰天する。
「どうしたの!!!」
倒れこんだ人はケガをしているようでどこからか出血していた。
ふと顔を上げると、玄関にはも少年が立っていた。返り血を浴びたと思われるその少年は、まだあどけなさの残る顔をしていた。
少年は手にしていた包丁を、倒れこんだ人間に深々と突き立てると、何度もそれを繰り返した。
そして、息も絶え絶えで動かなくなった人間を引きずって、風呂場へと連れて行った。

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殺害と死体遺棄を手伝った女友達の絆~千葉・前夫殺害死体遺棄事件~

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平成9年8月1日午前5時

千葉市中央区東千葉一丁目。
「もう後戻りできないよ、本当にいいの」
マンションの前で言葉を交わし、意思を確認しあった二人の女がいた。
夏のこの時期、5時を過ぎれば辺りは明るくなる。もう時間はなかった。

部屋に入ると、男性がまだ寝入っていた。ふたりは、男性に近寄りそのまま首にネクタイをかけると目いっぱい引っ張った。

早く終われ…

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🔓解体途中で投げ出した女が残した、鍋の中身~交野市・夫バラバラ殺人事件~

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平成9年8月12日

大阪府交野市幾野4丁目。そのマンションでは、5月くらいから異臭騒ぎが持ち上がっていた。
生ごみのような、明らかに何かが腐敗しているようなその臭いは、3階の部屋から漂っていた。
この部屋の住人は、たしか夫婦だったはず。しかし、住民らは分譲マンションのその部屋で、夫婦の姿を1年ほど前から見かけなくなっていた。

マンションの自治会では、再三警察に相談するなどしていたが、当初は真剣に向き合ってもらえずにいた。夏になり、異臭は凄まじいことになり、ドアノブから合鍵を作り、それが出来た12日に警察官、自治会長がその部屋に踏み込んだ。

ドアを開けた瞬間、もうこれはただ事ではないとその場にいた全員が悟っていた。
凄まじい腐敗臭、それは浴室からのものだった。
浴室のドアを開けると、そこにはバラバラに解体された性別不明の成人らしき遺体と、のこぎりが放置されていた。

消えた夫婦

この3LDKの部屋には、アパレル会社勤務の圓山裕昭さん(当時52歳)とその家族が住んでいるはずだった。
圓山さんは1989年の3月にこの部屋を購入、夫婦とその娘の4人暮らしだったが、妻とは1993年の暮れに病気で死別。その後、1995年11月に再婚し、娘らが独立した後は夫婦二人暮らしであった。

警察では娘らにも当然連絡したが、「鍵が違っていては入れない。父親ともかなり長いこと連絡が取れていない」と話した。

男性は大阪市内のアパレル会社に勤務していたが、1996年の初めから無断欠勤になっていたため、会社は同3月で退職の措置をとっていた。
しかし、妻は近隣や知り合いに、「夫が東京に転勤になった、すでに夫は東京へ行っているが、自分は娘の出産があって一緒に行けない」と話していて、実際に引っ越し作業も行われていた。
4月末、「娘の出産を手伝う」と言ってそのまま妻もいなくなり、それ以降マンションの自治会費も支払われなくなっていた。

浴室にあった遺体は、死後1年以上経過しており、洗い場には切断された頭部、胸部、左足、右腕があった。腹部はほとんどがなく、遺体は腐乱して白骨化していた。
胸部には右腕と左足が重ねておかれ、そのわきに鋸が立てかけてあったという。
まるで、作業の途中で放り出したかにも思える惨状であった。
さらに、電気が止められた冷蔵庫の野菜室からも黒いポリ袋に入った内臓らしきものも発見された。

【有料部分 目次】
前科持ちの後妻
結婚生活と潜伏生活
とばっちりの男
嘘にまみれた女
殺害の動機
バラバラにしてさらに煮込む人々
犬の話と、怖い話

🔓「子を置いて行け」と面罵した姑へ下した嫁の鉄槌~大田区・姑殺害事件~

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平成4年6月9日

東京都大田区西糀谷4丁目。

その日、買い物から戻った嫁が、いつものように風呂の水を入れ替えようと風呂場をのぞくと、水が張られた浴槽内で座り込む姑の姿が目に飛び込んできた。
服を着たまま、口元には半分取れかけた粘着テープがついたままで、大柄な姑がなぜか小さく見えた。

慌てた嫁は、体調不良で早退して2階で寝ている夫を叩き起こし、事の次第を伝えたが、姑はすでに息絶えていた。

一階の茶の間や、姑の鏡台などの引き出しが無造作に開けられたままになっていたことなどから、警察では物盗りの犯行も視野に入れた殺人事件として捜査本部を設置した。
ただ、外部から侵入した形跡が見当たらなかったことから、捜査は思うような進展を見せていなかった。

事件から2か月余りが経過した9月3日、警視庁蒲田署捜査本部は、第一発見者の嫁を姑に対する殺人容疑で逮捕した。

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