🔓ボクの女神さま~恐ろしい女part2・淀川リンチ殺人事件~

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平成19年2月、大阪の淀川から、バイクをくくりつけられた少年の遺体が発見された。
後に、少年が男女交際のトラブルから誤解を受け、複数の少年を含む男たちにリンチを受けていたことがわかり、当時16歳の少年が主犯格として逮捕された。
主犯格の少年の裁判では殺意を否認する少年に対し、被害者遺族が激高、傍聴席から罵声が飛び、退廷間際に柵越しに被害者の関係者が被告の少年を蹴るという一幕もあった。
主犯格の少年については令和になって別の事件との関連が噂されSNSで注目されることもあったが、この平成19年の事件は「淀川リンチ殺人」として注目された事件である。

その事件より前、同じように激しいリンチの末に淀川に重しをつけて放り込まれ、死亡した男性がいた。

もうひとつの、「淀川リンチ殺人事件」。

【有料部分 目次】

淀川の遺体
変わり果てていた息子
逮捕された二人
三人のぞれぞれ
鎌首を擡げる女
切り刻みたい衝動
疼き
ボクの女神さま

片隅の記録〜三面記事を追ってpart2〜

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千葉の転落死

「あんたはヒモのくせに。私には強い味方がいるんだ。この部屋の家賃は私が払っている。早く出ていけ!」

女は出勤前の慌ただしさも手伝って苛立っていた。
もう本当に限界。何でこんなジジイと結婚してしまったんだろう。日本人は働き者のはずだったのに。
仕事もしないでゴロゴロして、私の稼ぎにぶら下がっているジジイなんかいらない…
ていうかさっきから何をゴソゴソしているんだろう。何もかもがあーもう。腹が立つ!

「早く出てってよ!」

振り向いたその時、体に衝撃があった。

「?」

ふと見れば、体の胸あたりから、血がとめどなく溢れていた。 続きを読む 片隅の記録〜三面記事を追ってpart2〜

🔓地獄を見なさい~死刑と無期のはざまでpart3・枚方一家3人放火殺人事件~

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男は法廷で一貫して自分に対する「死刑」を望んでいた。

男の罪は放火殺人。しかもその被害者の数は3人で、全員血縁関係なしの他人。うち1人は2歳の女児だった。
大阪地方裁判所は、男に対して判決を言い渡した。
そして、その言い渡しを終えると裁判長は静かに、

「生きて地獄を見なさい」

と語り掛けた。

【有料部分 目次】

枚方市の社員寮
出頭
当初の報道
事実関係の争点
地獄を見なさい
出せなかった「酌むべき事情」
それぞれの、地獄へ

舐め愛~荒川区・就寝中男性殺害事件~

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平成元年1月22日午後零時半。
東京都荒川区町屋の隅田川河川敷管理道路の側溝に、男性らしき遺体があるのが発見された。

遺体は頭部に激しく殴られたような跡があったことから警視庁捜査一課は殺人・死体遺棄事件と断定。管轄の尾久署に捜査本部を置いた。

遺体の身元はすぐに割れた。
荒川区の男性が16日から行方不明になっており、妻が捜索願を出していたのだ。 続きを読む 舐め愛~荒川区・就寝中男性殺害事件~

🔓更生は、できません~ふたつの再犯重大事件~

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人は誰しも過去があり、それは人によって恥ずかしいものから誰にも言えない洒落にならない秘密など色々である。
それでも実際に他人が聞いてみればなんのことはない、そんなこと隠さなくてもいいじゃないか、と思うほどちっぽけなことであるケースも少なくないし、その過去を人に話せる、共有できるだけでも、本人からしてみれば気持ちが楽になることもあるだろう。

ただそれが犯罪、しかも人を殺していたとなると、穏やかではいられない。

昭和の時代から平成にかけて起きた二つの事件。
いずれも、大変な過去を背負いながらも赦されて、再び社会の中で生きていた男たちの、どうしようもない二つの物語。

【有料部分 目次】

杉並の女子中学生刺傷事件
一家五人殺しの男
行き場のない少年少女たち
押し付けられた「オジン」
この時代の感覚
男の本性
無期懲役+8年
更生の道の途中で
足立区主婦バラバラ殺人
疑わしい男
DNA鑑定
「やりたいんでしょう?」
死人に口なし
過去を知られたくなかった男と、その妻
再びの無期懲役