涙の土下座とシラケる裁判員~高知・夫ガソリン焼殺事件~

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高知地裁で開かれた裁判員裁判。
被告人は、初公判でその罪を認め、被害者遺族参加制度を利用して法廷にいた被害者の母親に対し、土下座して泣きながら謝罪した。

殺害された被害者の母親は、そんな被告に静かに声をかけた。

「もう、わかったよ。手(顔)をあげなさい。(被害者には)本当に詫びないかんよ。」

泣いて謝罪した被告人を、裁判員らは冷静に見ていた。

こいつ全然、反省していない。

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片隅の記録〜三面記事を追ってpart8〜

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昨日まで普通の生活を送っていた人が、翌日には死体になっている。
誰もが想像したくもない恐ろしいことだが、これは誰の身にも起きることでもある。

あなたは想像したことがありますか。

昨日まで普通に笑っていた人が、あるいは自分が、1週間後には骨になっていることを。 続きを読む 片隅の記録〜三面記事を追ってpart8〜

私は何をしたんでしょう?~目黒・5歳児ゴミ袋窒息死事件~

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目黒区の閑静な住宅街。
碑文谷八幡宮の広大な敷地の道路を挟んだ北側の住宅街にその家はある。
敷地こそ狭いものの、その敷地いっぱいに建てられた3階建ての洋風の邸宅。重厚なつくりに見え、半地下にはガレージも。
周辺には同じように高級住宅が立ち並び、どの家にも自家用車が見える。国産、外国産の違いはあれど、どれも高級車である。

その家には、白のイタリア製の車が停められていたという。

飲食業界で長く事業を展開する夫と、その夫を支え、家族をまとめ上げていた妻。
妻は4児の母でもあった。

経済的に恵まれ、家庭にも恵まれた「ように見えていた」その家で、事件は起きた。 続きを読む 私は何をしたんでしょう?~目黒・5歳児ゴミ袋窒息死事件~

闘う人~北海道・祖父母による孫連れ去り事件~

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子は、親と共に生活することこそが何よりも幸せである。
基本的にはそうだろうし、そうであるべきと思うが、世の中には両親の離婚再婚などで両親のいずれかと血のつながりがないというケースもある。

あなたの娘、息子に幼い子供(あなたから見れば孫)がいて、その生活が不安定だったら。
そして人生の重大な選択を、よく考えもせずに子を道連れに突き進もうとしていたら。

「好きなように生きればいい。自己責任だ」

そう言えるだろうか。幼い、まだ一人では何もできない子供がそこにいたとしても。

ある両親と娘、そして孫の身に起きた、考えさせられるとある刑事事件の顛末。 続きを読む 闘う人~北海道・祖父母による孫連れ去り事件~

🔓被害者の事情、加害者の事情

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令和6年5月、新宿のマンションエントランスにて20代の女性が店の客だった50代の男性にメッタ刺しにされて殺害される事件が起きた。

2人の関係が明らかになるにつれ、被害者の属性や生前の発言などから、どちらが被害者なのかわからないといった声が多く聞かれた。

たしかに、加害男性はFacebookなどをみるといたって普通の男性で、車やバイクを趣味としている人物、一方被害女性は勤務する飲食店で男性から多額の支払いを受けていた事実はあった。
それだけでも風向きは被害女性に対して冷たかったのが、加害男性が大切にしていた車を売り払ってまで金を工面していたという話が出ると被害女性に対するバッシングが加速した。

個人的にはどんな事情があってもだからって殺すかよ、なので、加害男性に同情はしないが、事件を起こす以外にないと加害者が思い込む過程、背景については、たとえ被害者にとって不利なことでもそれらも踏まえて考えなければならないと考えている。

裁判では一定限度を超えるケースについては加害者に有利に判断されることも少なくないし、それを踏まえたとしても情状酌量の余地はないとする判決もあるが、報道ではなかなか被害者の落ち度的なものは伝わりにくい。

ましてや、直接の被害者以外の人間の言動が根本だとしたら、伝わることは少ない。

3つの事件が起こったその背景について。 続きを読む 🔓被害者の事情、加害者の事情