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誰よりも子供を守るべき立場にある大人、しかも実の親によって殺害される子供たち。逃げることも抵抗することも不可能な幼い子供を、文字通り死ぬまで肉体的精神的暴力をふるい続ける親たち。
どんな罪よりも子を殺すというものが最も罪深いと個人的には思うが、世の中には子を殺した親に対して同情や時には共感めいたものを抱く人も少なくない。
それも一つの考えであり、まさにそのような人がいなければ子を殺した親たちの居場所は社会になくなってしまうため、闇雲に否定する気もない。
ただそこにどんな事情があろうとも、殺された子供には一点の落ち度も非もない。なのに、親の罪は他人に対するそれよりも軽く、場合によっては親も被害者なんだ、いや、親こそが被害者なのだ(なにの?)と言わんばかりに声を上げる人たちさえ、現れる。
遠のく意識の中で、その子供たちが最期に見たのはなんだったろう。
楽しかった思い出、兄弟姉妹のこと、保育園のこと、お友達のこと。
お父さんとお母さんの顔は、どんなふうに見えていただろうか。
【目次】
相沢みず希ちゃん(静岡県富士市:当時5歳/平成12年6月29日死亡)
事件発覚
それまで
兆候
両親の苦悩
見過ごされた訴え
懲役10年
安岐海帆(みほ)ちゃん(岡山県玉野市:当時2歳/平成15年11月2日死亡)
その家族
望まれていない子
真実
地獄の8日間
不作為による殺人
ずるい男と勝手な女
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大竹美咲ちゃん(千葉県松戸市:当時2歳/平成19年1月21日死亡)
平成19年1月12日早朝。千葉県松戸市胡録台を走行していた男は、車内にいた女の子に対してその腹部を激しく殴打した。
理由は、お菓子をこぼしたから。
女の子はわずか2歳。その顔や体にはすでにいくつものあざができていた。
18日、自宅にて片付けをしないなどと言われ再び腹部を強く殴打された女の子は21日になって激しい腹痛を訴え病院に搬送された。女の子の小腸には穴があき、腹膜炎も起こしていた。
そして、女の子は短い一生を終えた。 続きを読む 忘れないで〜生きた証⑬~
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「最近、父ちゃんどうしてる?姿を見んけれど」
不意に声をかけられた少年は、
「父さんは家出したみたいで……家に帰って来んのです」
と答えた。
この借家には少年とその父親が暮らしていた。アル中で仕事もろくにしない近所でもいい評判のないその父親。一家の家計はこの少年が遠洋漁業に出た稼ぎで賄われていた。
どこかで野垂れていなければいいが。そう思いながらも、むしろあの父親はいない方がこの少年にとってはいいのかもしれない、そんな思いを抱きながら住人は少年を見つめた。
しかし父親は実は家にいた。正確には、殺害されて床下に埋められていたのだった。 続きを読む 親父〜尾鷲市・少年による父親殺害事件〜
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大急ぎで書いています。
判決が出ました。
懲役2年8か月。結構軽いなという思いと、ケースがケースである以上難しいのかなという印象。
ただ、被害者である愛美優ちゃんがなぜ脳障害を負ったのか。先天性ではなく後天性であるというのは事件当初の報道でも明かされていましたが、事故や病気の可能性もあり、まさか実父からの虐待とは思わなかった。
SNS上でもこの実父こそが諸悪の根源ではないかという怒りの声がありますが、私も同意です。もちろん、それと今回の保護責任者遺棄は別の話であるため一緒くたにしてはいけません。
しかし、この実父、とんでもないです、愛美優ちゃんだけでなく、その二年前に生まれていた長男に対しても床に叩きつけるという虐待をくわえていたのです。
以下、その記録。
今回の週刊事件備忘録はこれをメインでまとめます。