満期出所しても許せない、被害者遺族の慟哭~恵庭OL殺害事件①~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 




2018年8月12日、札幌刑務所。

黒の乗用車がその門から出てくると、周辺で待機していた報道陣からフラッシュがたかれた。
さほど多い数ではないが、地元新聞社をはじめいくつかの取材陣が彼女の出所を待っていた。

大越美奈子元受刑者。

彼女は2000年に恵庭市で同僚女性を殺害したとして逮捕起訴され、この日16年に及ぶ刑を終え、出所した。
彼女は逮捕前から裁判中、そして現在に至るまで一貫として無実を訴え続けている。担当弁護士は逮捕当時から変わらず伊東秀子弁護士。
表情をうかがい知ることは出来なかったが、彼女は今何を思うのだろうか。 続きを読む 満期出所しても許せない、被害者遺族の慟哭~恵庭OL殺害事件①~

🔓満期出所しても許せない、被害者遺族の慟哭~恵庭OL殺害事件②~

この記事を転載あるいは参考にしたりリライトして利用された場合の利用料金は無料配信記事一律50,000円、有料配信記事は100,000円~です。あとから削除されても利用料金は発生いたします。
但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください
**********

 

一貫否認と不可解な言動

大越元受刑者は取り調べの段階から出所にいたるまで、一貫して否認し続けている。
確かに、殺害と死体損壊についてたとえば凶器が出たとか、防犯カメラに写っているとか、香さんの遺体から大越元受刑者の関与を確定させる証拠が出たわけではない。
この点は警察が批判されても仕方ないと言え、大越元受刑者の無罪を支持する人の言い分もわかる。
疑わしきは罰せず、その精神に照らせば、いささか物足りないのではないかと思うのもわからなくはない。

ただ、物証がない代わりに、大越元受刑者には犯人としか思えないような不可解な言動が数多くある、いや、あり過ぎる。

元交際相手が香さんと付き合っていたとか、職場が同じとか、一緒に退社したとか、灯油を買っていたとか、そんなことだけで犯人にされたというならそれは気の毒だし、そもそも公判を維持できないと思われる。
しかし、大越元受刑者の言動はそのさらに斜め上をいくものが多数あったのだ。
【有料記事 目次】
・灯油購入にまつわる不可解
・唐突に止めたいたずら電話の不可解
・携帯電話とロッカーキー
・携帯基地局の移動と大越元受刑者の移動の「偶然」
・遺留品と発見者の謎
・「震える姿、小鳥のよう」
・弁護側の主張に見る笑止
・本当は気が強かった「小鳥」
・「あなたは都合が悪いことは忘れる癖がある」
・法廷で遺族が受けた「仕打ち」
・元受刑者となって

ここからは有料記事です