🔓殴り殺された父の「悪行」~四街道・実父撲殺事件~

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取調室にて

「なぁ、本当のこと話してくれんか。」

四街道署の取調室では、刑事がこう問い続ける日がもう一週間以上も続いていた。
それでも、目の前の少年は頑として、当初の供述を変えようとはしなかった。

「人を殺しました。友人の父親です。凶器は近くの池に捨てました。」

捜査員らは納得しかねていた。この目の前の少年が、「友人の父親」を殴り殺したというのが、どうにも理解できなかった。そもそもの動機も、「友人の父親に冷たくされたから」。なぜそんな理由で人を殺そうという判断になるのか。

千葉県四街道市で起きた殺人事件。
この事件の裏には、というか、この事件は起こるべくして起こった事件でもあった。

【有料部分 目次】
事件発覚
報道
長男
父のそれまで
子供たち
父と子と、その友達
支配
審判
レイプ
少年たち

🔓親であり兄であり、恋人だったあなたへ~畠山武人・外伝~

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まえがき

「連絡が来ると思ってました。いいですよ、書いてもらって。事実が捻じ曲げられなければ、いいです。」

秋の終わり、私が公開しているとある記事にコメントがついた。
その記事とは、平成16年に栃木県宇都宮市で起きた拳銃立てこもり事件だ。
その詳細は該当記事を読んでもらうとして個人的にはこの事件備忘録を始めるきっかけともいえる思い入れのある事件だった。

コメントしてくれたのは女性で、彼女はこの立てこもり事件で死亡した畠山武人氏と、それ以前に人生の一時期をともに生きた人物である。

宇都宮の立てこもり事件を書いた後、畠山氏と刑務所で一緒だったという人や暴力団関係で知り合いだったという数人から話を聞くことは出来ていたが、いずれも男性であり、さほど深い関係の人はいなかったことから、私はすぐさま彼女に連絡を取った。
そこで彼女が語ってくれた内容は、凄まじい迫力に加え、本人でなくては絶対に出せない生々しさに満ち溢れていて、私は圧倒されてしまった。

重大な罪を重ねたあげく、若き愛人と手をつなぎ頭を拳銃で撃ちぬいて心中した男。その荒ぶる魂に隠された「人間・畠山武人」を、私はなぜかどうしても残しておきたくなった。

平成3年の夏の終わりに宇都宮市内で起きた、覚せい剤と立てこもりと、彼と女子中学生の物語である。

【有料部分 目次】
事件概要
あの夏の少女
出会い
軋み
後輩の女
厳しい現実
逮捕、そして別れ
けじめ
永遠の別れ

僕は何も知らなかった~仙台市・女子大生死亡事件~

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平成191114

仙台市青葉区、午前410分ころのこと。
とある単身者向けアパートから110番通報が入った。
「彼女とケンカしたら、彼女が飛び出したまま帰ってこない」
寒さが厳しくなりつつあった11月の夜更けに、部屋着のままで飛び出していった彼女のことが心配になったという。

すぐに彼女の所在は判明した。
若林区の救急救命センターで、彼女はすでに死亡していた。

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🔓拾い上げた耳たぶ~北茨城市・女性監禁リンチ事件~

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平成12年4月10日

茨城県水戸市。
女性は息も絶え絶えの状態で実家の玄関になだれ込んだ。
家にいた母親が、一目ではそれが自分の娘だと気づけないほど、女性はボロボロの状態だった。
右目の周囲は紫色に腫れ上がり、腕も足も、見える範囲は傷だらけという凄まじい状態……。
女性は、60キロ離れた北茨城市内から自転車と徒歩で、この日ようやく実家にたどり着いた。
家族が女性の顔をよく見ると、両耳の耳たぶが、なかった。

事件概要

平成12年5月15日、茨城県警少年課と高萩署は、友人女性をプレハブに監禁したうえ、殴る蹴るの暴行を加えたとして水戸市内の無職少女A子(当時17歳)と、旅館従業員B子(当時17歳)を、傷害容疑で逮捕した。
少女らは、4月4日から9日にかけ、北茨城市内の知人男性宅の庭にあるプレハブ内に、友人の児島理絵さん(仮名/当時26歳)を連れ込み、児島さんに暴行を加えた疑い。
児島さんは殴る蹴るの暴行のほかに、タバコや熱したヘアアイロンを押し付けられたり、体中に打撲痕や火傷が無数にあった。
児島さんが一度逃走した際は無理やり連れ戻し、その後服を切り刻んで逃げられないようにしたうえで、児島さんの両耳たぶをハサミで切り落としていた。
児島さんは9日夜になって、少女らが寝入った隙に逃走。徒歩や放置自転車を使用しながら4月10日正午過ぎに水戸市内の自宅に戻り、病院での治療を受けたのちの12日に被害届を提出していた。

調べに対し少女らは、
「児島さんが悪口を言っていた」「むしゃくしゃしていた」
などと話し、警察では監禁場所となったプレハブを所有する一家の男性会社員からも事情を聞いていたが、その後、傷害ほう助の疑いで北茨城市の鳥居健人(仮名/当時22歳)を逮捕した。鳥居は、A子の交際相手だった。

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【有料部分目次】
出会い
暴行
裁判
地方都市のこの時代DQN

17歳の”漢気”~大牟田・男性殺害事件①~

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平成13年4月13日

福岡県大牟田市。
そのとある住宅で、一人黙々と身支度を整える少年の姿があった。
真新しい作業着に身を包み、足元は地下足袋。その腹には、さらし替わりの白いシーツが巻き付けられていた。
実家から持ち出したのは、叔父の形見の切り出しナイフ。

じっと見守る女に、少年はこう語りかけた。
「待っとかんや」
頷く女に微笑んで、少年は討つべき相手の元へ駆け出した。 続きを読む 17歳の”漢気”~大牟田・男性殺害事件①~