🔓病める女~愛知・藤岡町男児せっかん死事件①~

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平成一二年一〇月一六日

愛知県豊田市。
とあるガソリンスタンドで、女性は昼休憩をとっていた。
昼と夜の寒暖差が激しくなってきてはいたが、ここ数日は晴れて、秋の気持ちよい日々が続いていた。

ふと、手にしていた携帯電話が震えた。
着信の相手は、以前から親しくしていたママ友だった。
「やっちゃった、もう硬くて冷たくなってる。死後硬直してる。」
にわかに理解できないママ友の言葉だったが、女性はとにかく「救急車を呼んで」と伝え、勤務先を飛び出すとママ友の自宅へと向かった。
道中、再度ママ友に連絡を取った女性は、「お願いだから、抱きしめてあげてて。」と頼んだという。

ママ友の自宅につくと、ママ友は放心状態で子供部屋に座り込んでおり、女性に対し、「もうやばい、これで刑務所だわ」と呟いた。

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🔓病める女~愛知・藤岡町男児せっかん死事件②~

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もうひとり

三月一二日に開かれた亮子の初公判において、弁護側は起訴内容を一部否認。亮子が単独で行ったとする検察に対し、亮子の知人である女性の名前を示して、その女性に言われるがままに行ったものだと主張した。
それはむしろ、その知人女性こそが、この事件の「主犯」であるかのような主張だった。

【有料部分 目次】
親友

暴走か、洗脳か
訴因変更
作られた「行動障害」
共同正犯
病める人々

ずるいヤツら~新生児殺しを誘発する人々①~

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まえがき

妊娠は、本来誰からも祝福されるものだ。新しい命が宿り、十月十日を一緒に過ごし、ともに親子へと成長するその過程は、母親となる女性にとっても素晴らしいことである「はず」。

しかしその妊娠が、自分の人生をより困難に、時にはぶち壊す存在にしか思えなかったとしたら。
その存在が、自分や今いる家族のなかでまったくの「不要」なのだとしたら。

虐待とは少し違う、最初から要らなかった、生まれてもらっては困る命をその手で葬る母親がいる。当然彼女らは責められ、社会的、法的に責任を取らされ、世間からは鬼母、異常者、馬鹿者と罵られる羽目になる。
ただそれまでの過程を見てみれば、母親が一貫して「いらない」と思っていたというわけでもないケースが多々見受けられる。むしろ、そう思えなかったが故の、というものもある。それはひとえに、新生児殺しが母親「以外」の要因があってこそ、起こるものであるからだ。

自身の命を懸けて出産したわが子を手にかけざるを得なかった母親たちの陰で、神妙な表情をしながら目を泳がせている人々の存在に焦点を当ててみたい。

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ずるいヤツら~新生児殺しを誘発する人々②~

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家庭内、校内暴力から10代の母へ

社会的な問題、病理として問題視された1970年代の新生児殺し、遺棄は、1980年代に入るといったん世間の注目から離れる。
というのも、校内、家庭内における荒れる10代の事件が続発し、そちらに注目が移ったのだ。
ただ、10代の妊娠や未婚での出産などがある一定の層で「認知」され始め、それまでは恥だった10代の妊娠出産がいわば「もてはやされる」「憧れとなる」ケースが出てきた。
時代はヤンキー全盛、若い世代においてヤンキーと呼ばれる昭和の不良はカーストの上位に君臨する。裕福な家庭で育っても不良はいたし、ちゃんと学校(高校)に行く不良というのが多かった。1980年代の少女漫画「ホットロード」は、ある意味10代の少女の教科書であり、あこがれだった。
そこには不良少年少女同士の恋愛ではなく、必ずまじめな優等生と不良少年の組み合わせが出てきた。およそ不良とは呼べないような少女たちも、どこかそういった世界にあこがれを抱いていたのだ。

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ずるいヤツら~新生児殺しを誘発する人々③~

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間引き型と、アノミー型

今年4月に逝去された日本保健医療大学総長の作田勉氏によると、新生児殺しにはいわゆる古来から行われてきた「間引き」型と、無法律、無規範による「アノミー」型にわけられるという。 続きを読む ずるいヤツら~新生児殺しを誘発する人々③~