但し、条件によって無料でご利用いただけますのでこちらを参考になさるか、jikencase1112@gmail.comまで連絡ください。なお、有料記事を無断で転載、公開、購入者以外に転送した場合の利用料は50万円~となります。
**********
ガンや脳梗塞などの病気もあったものの、幸い大事には至らず、父が脳梗塞の後遺症で若干の言語障害がありはするが日常生活には支障がない。
しかし私の年齢(現在51歳)になると周囲で話題になるのは家族の介護問題である。
職場の同僚でも親の介護の話題は当たり前。すでに看取った人もいるし、施設の入居について情報交換することも増え、いよいよ親の介護が現実味を帯びてきている。
超高齢化少子化社会を突き進む日本において、死にたくてもそう簡単に死なせてもらえない現状は、家族が介護を担っているケースの場合では時に悲劇を生むこともある。
自己中心的、利己的な事情とは程遠い、時に愛するが故にそうせざるを得なかった人たちの記録。
【目次】
静岡の義母殺害
ある老婆の死
突然の同居
存在そのものが嫌
新潟・三重苦家族の介護殺人
血まみれの老婆
三重苦の家
看んばならん
中野区の母と娘
ある女性の死
突然の寝たきり
看護日記
罪なことは承知のうえ
嘱託殺人 松山地裁 42号法廷
被告人 織田由佳(おりた ゆか) 昭和61年8月10日生まれ (現在39歳)
小柄、痩せている。色白で本当にはかない感じの女性。腰の下まで伸びた長い黒髪を一つにまとめている。入廷時から泣いている。
平成20年2月。東京都足立区の日光街道沿いにある二階建て店舗兼住宅は不穏な気配に包まれていた。
比較的交通量も通行人も多いというその通りに面したその家は、1階の間口がシャッターになっていた。その閉められたシャッターの下から、どす黒い大量の血が流れ出ていたのだ。
通行人の何人かがその異変に気付いていたようだが、誰もがその理解しがたい光景を信じたくなかったのか、通報しなかったという。
午後3時半、ようやく通報がなされ警察官が駆け付けた。シャッターを開けるとそこは、まさに地獄だった。
家の中ではこの家の家族5人のうち3人が死亡、1人が両手首切断という重傷を負っていたのだ。しかも、その後の調べで死亡した父親による犯行と断定された。
当初は家業がうまくいかない事での経済的な事情が原因かとされたが、不動産にまつわるトラブルも抱えていたといい、さらには無理心中を企てた本人が死亡していることからそれが真に明らかにされることはなかった。
その凄惨な事件から1か月後。
今度は文京区で、同じく父親による一家無理心中事件が発生した。しかしこの文京区の父親は、一命を取り留めた。 続きを読む 崩れゆく人々~いくつかの家族の結末part2~
平成21年5月22日早朝。110番通報によって駆けつけた名東署員は、その家の寝室で女性が血まみれで倒れ、かつ、クローゼットの中では男性が首を吊っているのを見つけた。
室内には血の付いた包丁。通報は、この家の18歳になる長女からで、「お父さんが警察を呼べと言っている」というものだった。
状況から、クローゼットで死亡していた男性が女性を刃物で刺した後に首吊り自殺を図ったとされた。
死亡していたのは、この家に暮らす飲食店経営・大久保洋平さん(仮名/当時42歳)と、その妻で主婦の香織さん(当時38歳)。
解剖の結果、香織さんの死因は失血死だった。
子供3人とともに暮らすこの夫婦、この家族に何が起きていたのか。
実は香織さんは、夫の洋平さんからDVを受けていたのだ。 続きを読む 片隅の記録~三面記事を追ってpart5~