母に売られた私たち~実母による売春強要事件~

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日、当時小学校を卒業したばかりの娘に性行為を強要したとして逮捕された人倫に悖る55歳の父親に対し判決が言い渡された
求刑懲役18年に対し、判決は求刑越えの懲役20年。
父親は泣いて抵抗する娘に性行為を強要、しかも性的虐待は娘が保育園に通っていた頃から始まっていたという。

娘は全治不明のPTSDと診断されていて、自傷行為や自殺未遂にいたっている。

このように、実の親による性的虐待、強姦というのは珍しくはない。表に出ないだけだ。
今もどこかで、じっと耐えている子供もいるだろう。そしてそれを見つけ出すこと、気づくことはなかなか難しい。

親による性的虐待や強姦というのは男親によるものがほとんどだと思われるが、中には実母が幇助しているケースや、黙認しているケースも少なくない。
そして、実母によるもので多いと言えば、「児童ポルノ作成、売買」と「売春強要」である。
幼い我が子の裸や性器をビデオや写真にして販売するという身の毛がよだつような所業だが、作成、販売に関しては実母がかかわるケースが多いという。

過去に起きた、母に売られた娘たちの記録。 続きを読む 母に売られた私たち~実母による売春強要事件~

片隅の記録~三面記事を追ってpart4~

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家族、夫婦、恋人。

様々な関係性において、晴れの日もあれば曇りの日も、嵐の日もあるだろう。
一度は愛し合い、親密になり、家族としてやっていこう、やっていけると思えた「他人」。
元をただせば「ただの他人」でしかない人間が、ひとたび相手を信じられなくなったら。裏切りや心変わり、いや、もともと同じさや・・に入るべき人々ではなかったのか。

ネタみたいな出生問題、危険な娘婿、な事件。 続きを読む 片隅の記録~三面記事を追ってpart4~

忘れないで〜生きた証⑥〜

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長阪 優奈ちゃん(滋賀県高島市:平成18年7月5日死亡/当時2歳)

「勤務態度は真面目。口数は多くないが、しっかりしている」

母親が再婚した相手は、航空自衛官。饗庭野駐屯地で電気関係の任務についていた24歳で、上官からの評価も良かった。

滋賀県中央子ども家庭相談センターの職員も、当初は子育てに不安を抱えていた母親の様子が再婚を機に成長が見られたこともあって、それまで入所措置が取られていた2歳になる女の子を母親の元へ返すことにした。
すでに女児と母親の再婚相手は養子縁組も済んでいる。一つ上の姉(当時3歳)とともに新しい家族として再スタートを切ったその女児は、入所措置停止から2ヶ月後、無惨な姿となって命を落とした。

忘れないで~生きた証⑤~

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山本 涼司くん(兵庫県姫路市:平成12年1月24日死亡/当時6歳)

生死不明の子

その男の子は、もう半年以上その姿を誰にも見られていなかった。
男の子が暮らす姫路市立津田小学校でも、入学通知が届いているはずなのに、学校に来ない男の子を心配していた。

平成12年9月、姫路署にとある相談が持ち込まれる。

「身内の男の子の姿が長いことみえない。その子の姉が、父親が弟を殺して捨てたと言っている」

相談に訪れたのは姿が見えない男の子の親類だった。前々からその子に会えていなかった親類が、ある時10歳の姉に聞いたところ、姉の口から驚愕の話が出たのだ。

警察は両親から事情を聴き始めたところ、すでに男の子は死亡しており、なんと山中に遺棄されていたことが発覚。
その後、両親の供述から兵庫県神崎郡須加院の山に捨てたとの供述を得たことから付近を捜索。9月21日、3回目の捜索で人骨と思われるものが発見された。

鑑定の結果、骨は紛れもなく人骨で、しかも子供のものと判明。両親らの自供と照らし合わせると、この骨があの男の子のものである可能性は高かった。 続きを読む 忘れないで~生きた証⑤~

🔓忘れないで~生きた証④ 続・鬼の棲む家~

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松本〇〇くん(名前不詳/奈良県月ヶ瀬:平成10年7月4日死亡/当時生後8か月)

その男の子は、生後4か月から病院にいた。意識を失い、ずっと寝たままで。
4か月後、まだ1歳にもならない小さなかわいい男の子は、1歳のお誕生日が来る前に、その短い人生を終えた。

奈良県警奈良署は平成20年3月10日、生後4か月の双子の長男と次男に対し虐待を加えたとして、奈良市月ヶ瀬の夫婦を殺人未遂の容疑で逮捕した。
ふたりは共謀し、生後間もないころから双子の兄弟に激しい暴行を加えており、保護された際、長男は慢性硬膜下血腫を、そして次男にいたっては心肺停止で救急搬送されたが、その後低酸素脳症となり、4か月後に脳死と判断された。

死亡した次男は発見時、目を覆うほどの虐待の痕跡のみならず、その腹部には赤ペンで「ブタ」「死ね」という落書きまであった。
両足の骨は折れ、肋骨は11本が骨折していた。

通常、このような重大虐待事件は周囲や行政が気づいていながら防げなかった、という話がついて回るものだが、この事件に関しては周囲が全く気付くことができなかった中で起きていた。

【有料部分 目次】

それまで
いらなかった双子
「バンジー」
「なぜ死んだのかわからない」

鈴木杏実(あずみ)ちゃん(名古屋市南区:平成13年7月17日死亡/当時7歳)
あぶない家
それまで
体罰で子は育つ
悪魔人間
子供たちの悲痛
救おうとしなかった祖母
裁判と信じられない「ふたりのその後」
繰り返される事件、解明されない現実