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令和8年時点で私の両親は健在である。父は80歳、母も79歳になったが山奥の自宅でそれぞれが農業や和菓子作りなど好きなことをして今でも収入を得ている。
ガンや脳梗塞などの病気もあったものの、幸い大事には至らず、父が脳梗塞の後遺症で若干の言語障害がありはするが日常生活には支障がない。
しかし私の年齢(現在51歳)になると周囲で話題になるのは家族の介護問題である。
職場の同僚でも親の介護の話題は当たり前。すでに看取った人もいるし、施設の入居について情報交換することも増え、いよいよ親の介護が現実味を帯びてきている。
超高齢化少子化社会を突き進む日本において、死にたくてもそう簡単に死なせてもらえない現状は、家族が介護を担っているケースの場合では時に悲劇を生むこともある。
自己中心的、利己的な事情とは程遠い、時に愛するが故にそうせざるを得なかった人たちの記録。
【目次】
静岡の義母殺害
ある老婆の死
突然の同居
存在そのものが嫌
新潟・三重苦家族の介護殺人
血まみれの老婆
三重苦の家
看んばならん
中野区の母と娘
ある女性の死
突然の寝たきり
看護日記
罪なことは承知のうえ